ビー玉日記
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2001年01月20日(土)  雪やこんこん

雪が降りました。
結構な大雪です。
雪の中チャリで走るはめに遭い、あやうく雪だるまになりかけました。
積もる前でよかったけど。

* * * * * * * *

新宿も、雪。
帰りの電車の中で雪景色を見ながら、ぼんやり考え事。

家に荷物を置いて、ふと思い立って、デジカメを手に近所を散策してみた。

お隣の病院は救急車で賑わっている。
東京は雪に弱い都市だ。
雪が降ると電車は止まり、人は転び、ついでに車も滑る。
北海道の友人には信じられないと言われた。
高校の時、雪の影響のない地下鉄を使っていた私は、休んでも出席扱いになるという日でも必ず学校まで到達できた。
山手線や総武線の人など、最初から休校と見越して来ないというのが憎らしい。
くやしかったけど、それもまた懐かしい。
男の子が1階から2階の教室に向かって雪玉を投げていて、窓ガラスを割ってしまったこともあったっけ。

9時も過ぎてるというのに、コドモたちが外で遊んでいる。
雪だるま。作るの初めてなんじゃない?
それを見守る大人たちも一緒に雪玉を放ったりしている。
大晦日みたいな賑わいの街角。

靴の底でぎゅっぎゅっと雪を踏みしめて歩く。
宮沢賢治の童話に雪道を歩くことを表現した一文があったな。
なんだったけ? 思い出せない。
でも、感覚的にわかる。きっとこんな感じ。

狭い路地はまだ誰も歩いていない。
ふふん。一番乗り。

早咲きの梅が、雪をかぶっていた。
もう梅が咲いていたんだ。
春と冬が同居。
snow


歌舞伎には雪が降る音というのがあって、低い太鼓を静かに打つ。
ドンドンドンドン。
腹の底に響く音。
一人で歩く広い道はそんな雰囲気。


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