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雑誌 - 2003年12月07日(日) 本日は雑誌を三冊も買ってしまった。と言っても、私が買う雑誌は旅行雑誌ばかりで、特に鉄道特集をしていないと基本的に買わない。ただ、最近は温泉特集も買うようになった。本日は温泉特集のものと鉄道旅行特集のものを購入。 三冊の中で、面白かったのがJTBの「旅」である。大体「一個人」だとか「男の隠れ家」だとかの鉄道特集は上っ面しか特集しておらず、鉄ヲタを満足させる内容から程遠かったりするものだが、長年鉄道旅行特集を続けているJTBの「旅」は、ハッキリ言って一般の購読層を無視するかのようなマニアな記事もあったりする。かつて鉄道紀行作家の宮脇俊三が自身のエッセイの中で「日本交通公社の『旅』は、鉄道特集を組むと売り上げが伸びるらしいが、こう考えると一般の人々にも鉄道と言うのは興味のあるものなのかもしれない」と言うようなことを書いていたが、私としては普段旅行好きで「旅」を買っている人に加え、鉄道旅行になると鉄ヲタも普段買わない「旅」を買うから売り上げが伸びるだけで、宮脇氏の分析とは何となく逆の現象が起きているような気がする。それを示すのが一般旅行雑誌にあり得ないマニアな記事であり、結果的に一般旅行愛好家+鉄ヲタと言う購読者層の、極めて限定的だが案外数の多い客層へ広がりを見せているような気がする。まあ売り上げが伸びるならそれに越したことは無いだろう。 今回の「旅」は、往年の特急車両を特集している。かつての国鉄色(赤と肌色)の塗装を着て未だに走っている区間の紹介など、一般旅行者にはどうでもいいが、マニヤには比較的「堪らない」企画を取り上げている。きっと今月号の売り上げも上がるはずだ。 車を持つようになってからと言うもの、電車にはあまり乗らなくなったが、やはり電車(汽車)の方が私はいいと思っている。今日「旅」を読んでいて、郊外に住む社会人が通勤客向けの特急に乗って帰るとき、リクライニングシートに就いてから缶ビールを開けると言う文章を読んで、正直言って羨ましいと思った。将来は湯河原あたりに家を買って、横浜から東海道線のグリーン車に乗って帰るなんてのもいいかな、と思ったりした。って、いくら何でも湯河原は遠い。 -
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