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忙しいときは週末を待ち焦がれろ - 2003年04月10日(木) もう1時なんだから寝ろという感じであるが。 プロジェクトに関して諸事情が発生し、現在無茶苦茶忙しい。忙しいときは時間が経つのが早く感じるもので、特に最近は火曜の朝には「うわあ、もう火曜か」と思ってしまう。って、貴様月曜しかまだ働いてねえじゃねえか、と言う感じだが、何故火曜で焦りが出ているかと言うと、金曜があっという間に来てしまうのを良く分かっているからである。 と思っていた今週火曜の朝、私はあることを思いついた。以下、海べりを歩きながら考えたこと: 「そういえば新入社員のとき、まだ責任も軽くて仕事もそれ程忙しくなかったとき、『早く週末が来ないかな』なんて思ってたよな。時間の流れが遅くて、中々週末来なかったけど。...。ん?『早く週末来ないかな?』と思っていると週末が来ない?そうかこれだ!」 と真面目に考えた。つまり、週末を待ち焦がれれば週末が中々やって来ないと言うのを逆説的に利用すれば、私の中で日々の焦りが減るのではないか?などと考え付いたのである。よーし、じゃあ今度の週末は車で何処行こうかな、などと考えていると、そりゃ俄然週末が来るのが待ち遠しくなるんですよ。 こうして火曜の業務が始まった。斜め前では5年目に突入したSさんが、ロシアの鋼管屋を探すので頭を抱えている。仕事をテキパキこなすSさんですら、最近は残業が続く毎日。先日なんてSさんがミーティングに行っている際にロシアから電話がかかってきて、電話取った派遣の人が凍ってたし。もう何言っているか分からないって、そりゃ分かんねえよな。俺も分かんねえよ。 水曜。私は隣に座る後輩Y(2年目)に、前日思いついた理屈を自信を持って展開した。Yも最近時間が経つのが早いらしい。 Y「はあ、時間経つの早いですね。」 私「何だ、お前もそんなこと言ってんの?」 Y「そう感じませんか?」 私「それだよ。それでさ、俺いいこと思いついたんだよ。」 Y「何ですか」 私「ほら、よく早く夏休み来ないかなとか思っていると、中々来ないじゃん。」 Y「そうですね。」 私「だからよ、例えば週末を待ち焦がれれば、週末が中々来ないんだよ。」 Y「はあ」 私「もう俺なんて週末どこ行こうか考えてウキウキするとさ、中々週末来ないな、だなんて思う筈なんだよ。」 Y「へー、じゃあ今どう感じているんですか?」 私「え?うーん...何つうのかな。もう水曜かよ、みたいな。」 Y「全然時間の流れ早く感じてるじゃないですか。普通は『あーあ、まだ水曜かよ』くらいですよ。」 Sさんは上司Tさん(ロシア留学経験あり)に「ヴぃ ガバリョー アングリースキで良いんですか?」とか聞いている。ロシアに電話するらしいが、「英語話しますか?」と言うロシア語を聞いているのである。 もう今日中に絶対出すってゆう図面と計算書を纏めていたとき、派遣の方が電話を取った。ガイジンらしい。 「電話です」 おい、俺かよ。で、電話を取ると、トルコの下請け業者。鉄骨関連が極めてcriticalだと。ついては早急にカザフスタンでキックオフミーティングを行いたいのですがとか言って来た。おいおい、俺は4月22日に諏訪内晶子コンサートがあるんだよ。 今日は昼からスケジュール会議。とにかく、プロジェクトのスケジュールが決まらないと下請けとも話せない。議論は取り敢えずまとまって、トルコにメールを打つ。で、計算書と図面を引き続きまとめていると、夜にパキスタンからメールが... 「機器の変更で設計作業停止するよう指示されていますが、そのおかげでマンパワー稼働率が下がっています。何とかしてください。」 次から次へと世界中から仕事振りやがって馬鹿野郎。仕事が多すぎて全然仕事に集中できねえよ! とかやっていて、明日はもう金曜ですよ金曜。待ちに待っている間もなくやってきましたよ、週末が。はあ、何処行こうかな。 父「おい、今日車運転してたんだけどさ、何かハンドルを回すと擦れる音がするんだよ。明日ちょっと修理に出すぞ。」 おいおい、週末の楽しみお預けかよ。あんなに待ちに待ったのに... 待ってねえ。俺は全然待ってねえぞ。週末の方が俺の方に来るのを待ってくれ。まあ休まなきゃ良いんだけどさ、とか言うのも中々辛いものがあるんで言いませんけど。 -
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