富士急ハイランド。
フェイタンとマチのSSがごみ箱(パソの)から出てきました。 何書いてたんだ緋斗。 途中から始まり途中で終わる。 しかも前書いたことあるかも。これ。日記に。 ミニフェイタンとマチが何かを見てショックを受けたあと。
あたしたちはただ、信じたくなかっただけ。
「あたしたち」をつないでいるものが、こんなにも脆いたった一本の線だということを。
ただ、信じたくなかったのだ。 人を傷つけることも 自らが傷つくことも 何も痛くなんかないのに ここにあるものが あたしたちがイルということが こんなにも脆い現実であるということを、信じたくなかっただけ。
どうやって、どうやって貴方は現実を見つけたの?
ねぇ、どうやって…?
====== ていうのと。 ======
気づくとマチは動いていなかった。 時折細い肩が揺れる。 「何で泣いているか」 「泣いてないよ」 マチの背中が言った。 明らかに涙ぐんでいる声に、無性に腹が立って、肩をぐい、とつかんで振り向かせた。 目に涙を浮かべて、いっぱい浮かべて、ひとしずくもこぼさないで小刻みに震えていた。
「泣いて、ないよ。…痛いから、涙が、出てるだけ」
「…イタイ?」
*** フェイタンは不思議な顔をした。 あたしだって不思議だ。 でもそうなの、生体反応ってやつで、涙が止まらないのは、痛いから。 ちぎれるみたいに、痛いから。 「あたしたちの力が こんなに簡単に人を壊せるのに」 マチは唇をわななかせる。 「あたしたちは、壊すものすら持ってないんだ」
捨てられた命、捨てるように生かされた命。名前はどこで拾ってきたの。あるのは指紋と、どこかの誰かに似ているはずの、この顔と。
惜しいものは何もない。 何もないはずなのに、 「フェイタンが泣いてると、痛いんだ」 こらえていたしずくが、一筋の道を作って流れ落ちた。
二人のそばには一人の老人が事切れている。 富を遊び尽くして、脂と欲の塊になった人間。 最後のさいごまで生きようとしていた。 生れ落ちたことに、欠片の後悔すらなく―――――
フェイタンは、ようやく自分の頬をぬぐった。 そうするのが一番早いと思った。
何の話やら。
友人に進められて鮎じゃなくてアユを聴いてみる。 とりあえずnever everが旅団ぽくてね(逃) でもevolutionはよかったです。
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