うさぎ日記
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2012年09月04日(火) 愛の電話



少し前に所属しているNPO団体が催した日中親善行事に参加して南京へ行きました。
最近は中国の食品を購入するのを、ためらうようになりましたが、
現地の留学生に「美味しい」とすすめられて買ってみました。
王子のビスケット。
どこか懐かしい味で、美味しかったですよ。お勧めです。



毎週月曜の夜、母のお友達夫婦が母へ電話をくださいます。
たいそう親しくしていたお友達で、母より4,5歳若い方々です。
「カワカミさんから、電話だよ〜」
と、声をかけて電話へ誘導します。
この方々のことはよく覚えているらしく
受話器を握って
「カワさんかねー!」
と、言う母の声は、元気なころの母そのままです。
が、
後が続きません。
先方が何かいわれるのに
「そう!」「そだね!」「覚えてるよ。」←おそらく覚えていない。
おそらく共通の友達が最近来るか、と尋ねられたのでしょう。
勢いよく「来るよ!」←来てない。

毎回そんな会話を5分ほどして、電話は終わります。
訳がわからなくなって必死にわかる部分で答えようとしている母を見るのは辛いですが、最初「カワさんかねー!」という明るい声が出るのですから、母はそんな会話でも楽しいのでしょうね。
普段、私と二人の時は暗い顔をして黙り込んでいるので、
元気なころそのままの
「カワさんかねー!」が聞けるのは、私も嬉しい。

カワカミさん家のすぐ近くには、介護施設があるそうで、
「大変だろうと思うけれど、どうか、仕事しているからと、ああいうところへは入れずに、お母さんは最後まで家に置いて良くしてあげてくださいね。
私たちからもお願いします。」
と、私は、お願いされてしまいました。


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