蹴文修記

2006年06月01日(木) サッカーで話そう、その18

サッカーで話そう、5月31日掲載分

「タカハラ!どうしてなんだ!」

ドイツ戦の後、W杯期間中に泊めてもらう
予定のレネ君からメールが届きました。

「今日、タカハラはドイツDF相手になにしたんだ? 見たかい?
 なぜ彼はクラブでこんな得点ができなかったんだ!?
 。。。ごめん、ドイツがあまりにふがいなかったもんで」

ちなみにレネ君は熱心なハンブルガーSVサポーターです。

いや、確かに、僕もそう思う。
なぜハンブルガーで活躍できなかったのか?
カーンの無失点記録を止めるゴールなどはあったものの、
外国人助っ人FWとしては決して及第点とはいえない成績。

2002年、アルゼンチンのボカ・ジュニオールズからジュビロ磐田に
戻り、エコノミー症候群で日韓W杯を棒に振ったものの、同年の
Jリーグでとても日本人とは思えない活躍を続けるタカハラに、
僕はこう言ってました。

「あなた外国人枠なんだから日本で試合出ちゃだめ、早くどこか行きなさい」

まあ、それほど対戦相手としては本当に嫌な存在だったわけですよ。
そして僕の思惑通り?彼はドイツに渡る。

昨日の試合を観る限りでは、この選択は大正解。
コンディションや集中力は、ピッチ上の選手のなかでベストではなかっただろうか。
幸い、ドイツ選手のように、シーズンの疲れはあまり蓄積されてないようだし。。。

そして何よりも、タカハラを信じて動く、パスを出す仲間がいる。
本番でもゴールをガンガン決めて、
放出を決めたハンブルガーSVを後悔させて欲しい。

移籍によって急に活躍しだす選手がいたり、
チームではゴールを量産していても代表ではさっぱり……、
なんてことはサッカー界ではよくあること。
こんな点に注目してみるのも面白いかもしれませんね。



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