| 2006年03月07日(火) |
バルセロナ×チェルシー |
CLR16第2戦。
2年連続で決勝戦をR16でやらなくてもいいのに。 と言いつつ、去年チェルシーは優勝できなかった。 今年も事実上の決勝戦と言われているが…。
いや、チェルシー好きとしては、今日は完全に、
「やられた」
もう、完膚なきまでに叩きのめされた。
そりゃスコアは1−1のドロー。 最後によく1点返したと見えるかもしれんが、
「何もできなかった」
のが正直なところだと思う。PKはおまけだ。
バルセロナに完璧なサッカーをやられた。 2点のアウェーゴールを守る戦い方。 中盤の守りは磐石で、ロッベンもダフも、期待して いたジョーコールも一瞬たりとも自由にさせてもらえず。 サイド攻撃を完全に封じられたチェルシーはロングボール で前線に放り込むことしかできず。そのドログバへの ボールはほとんどカットされ、渡ったところですぐに2人 3人のDFに囲まれる。
メッシが負傷して交代し、楽になるかと思いきや、 ラーションが入って違う意味でのケアを必要とされた。 それほどバルセロナが攻撃に重きを置いていたわけでも なかったから、チェルシーのDFたちは最後のところで 耐えていたし、ツェフのセーブも安定していた。
が、しかし、宇宙人みたいなロナウジーニョの突破を たった1回許して、致命的な1点を失ってしまう。 テリーがペナルティエリアの外で、競り合ってはじき 飛ばされる場面なんて初めて見た。
後半、クレスポとグジョンセンが入って、スペース メイクができるようになってからチャンスも生まれたが、 その時にはランパードもマケレレも疲労困憊。 最後の最後まで集中力が切れなかったバルセロナ守備陣 がこの試合を制したと言ってもいい。
テレビのひと、今日の試合のポイントは、ロナウジーニョ のゴールではなくて(いやあれも特別だけど)、バルサの ディフェンス陣ですよ。
こんな完璧なバルセロナは初めて観た。 絶対にどんなチームでも勝てないよ。 いつもは守備の綻びとか精神的な脆さとかが見えたり するチームなんだけど…ノーミスだったね。
チェルシーも悪かったわけじゃない。 けれど今日のバルセロナに対抗するには、 スーパーなチェルシーでないと無理。 去年のスタンフォードブリッジで見たような、 神がかったランパードとかテリー。
悔しいが完敗。
モウリーニョが、戦いは終わったとばかりに 試合終了後、両軍選手を称えていたのが印象的だった。 やっぱ役者やな(笑) ライカールトとは握手したんだろうか?

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