蹴文修記

2003年06月01日(日) Frontale Lawson Cup


昨年12月に立ち上げたサッカーチーム、シエスタ・フットボール
・クラブはついに公式大会である川崎フロンターレローソンカップ
に参加することになりました。

まあよくぞここまで来たもんだ、と感慨深い一面もあるけれど、
運営の難しさも思い知らされております。立ち上げ当初から考える
と全然成功してるんだけどね。後は僕がいなくてもちゃんと運営が
続いていくように道筋を立てるだけかな。

別に自分が代表を辞めるってことじゃないけど、今は時間に余裕
あるから何でも出来るが、その内時間がなくなってくるのが目に
見えている(いや見えてないんだけど)。

以下はシエスタHPに掲載予定の戦記。まだ手直しするかもだけど、
とりあえず自分の日記にも貼っておこうっと。


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川崎フロンターレ・ローソンカップ
2003年6月1日@川崎球場

そして「シエスタ晴天伝説」は達成された。

季節外れの台風で中止の懸念まで出ていた川崎フロンターレ・ローソンカップ。しかしこれが初の公式大会参加となるシエスタ・フットボール・クラブにはそんな心配は無用だった。僕らにはお天気の神様がついている! なんと結成以来半年間、屋外で練習や試合を続けていたにもかかわらず、未だ雨に降られたことがないのだ。

朝方までの雨が上がった川崎球場に集まったシエスタのメンバー総勢15+1名。一部には徹夜に近い課外活動(マネージャーは徹夜明け)をこなして参加したツワモノもおり、目標の予選突破を果たすべく気合は十分。今日のカテゴリーはミックス、チームのカラーでもある女性陣の活躍に期待が高まる。そして午後1時のキックオフを迎えた。

第一試合の相手はピエノ・デ・フィオーリ。濃紺に赤い縁取りのユニに身を包んだ相手のレベルはほぼ互角か? しかしながら再三訪れるピンチに対し、新加入GKのwestが好セーブを連発。傷だらけになりながらゴールを死守し、なんとか初戦はドローに持ち込む。いつもながら立ち上がりに実力を発揮できないシエスタであった。

アップもそこそこに試合に臨んだのが大きな反省点。しかしチーム全体の意識は高く、最悪の結果は避けられた。みんなの身体も暖まり始め、二戦目以降に期待の持てる内容だった。監督としては積極的な選手交代ができなかった点が悔やまれる一戦。GKの好セーブで事なきを得たけれど、カウンターに対する守備も再確認。

30分の休憩を挟んだ次の相手はFC遊馬。予選突破のためには必ず勝ちが必要な場面で、監督は思い切って攻撃的な選手をピッチに並べる。先手を取ってチームを活気付けようという作戦。その期待に応えてくれたのはチーム得点王のそういち。右サイドに流れてKのパスを受けたそういちが落ち着いてゴールにボールを流し込んだ。

そして試合はシエスタペースとなり、後半にはさかなが追加点。チーム1・2の点取り屋が結果を残してくれた。頻繁な選手交代にもかかわらず、交代で出た選手の守備意識も高く満足のいく内容だった。特に普通のチームでは前線に残り気味になる女性陣も、きちんと守備に帰っていたことも安定感を増した要因。

シエスタが振り分けられたグループは混戦となった。2試合を終えた時点で勝ち点4でシエスタとピエノが並び、3戦目で当たる泰和会が勝ち点3で続く。しかしシエスタは最終戦に引き分けでも自力で決勝大会に進める優位な立場だった。星勘定をする自分を戒めながら、目前の試合の勝利を目指し作戦を立てる監督であったが。。。

相手の泰和会は勝てば決勝進出、それ以外は敗退という立場。そのモチベーションの高さを読みきれなかった監督は、バランスを考えた選手起用に出る。攻めることなく守ることなく、と意思が見えない采配だった。メンバーも攻めに出るのか守り重視で行くのか迷ったのか、相手のきついボディコンタクトに惑わされる場面が目立った。

泰和会は子供たち(中高生?)が多く、次第に体力面でも押されてくる。前半6分にカウンターを食らいこの日初めての失点。気合を入れ直した後半2分に相手OGで同点に追い付いたものの、焦りからか後半6分に決勝となるゴールを許してしまった。スピードについて行けず、相手をフリーにしてしまっての失点だった。

フットサルという競技はタックルがファウルとなる。でも実情は、サッカー経験者が多いためコンタクトも多く、審判もそれをいちいち取っていたのでは試合が進まないのか甘めになる。シエスタにはサッカー経験者も多いが、年寄も女性もいるため練習中の激しいコンタクトはご法度。自分たちがルールを守っているのに相手は、審判は。。。

でもシエスタはそんな泣き言は言わない、でもじゃあ僕らも、と激しいプレーのお返しはしない。僕らは僕らの目標である「球蹴り好きが集まり楽しい時間を過ごす」ことをいつまでも追い続けていく。ケガしたら楽しい時間なんて言えないから、いつまでもボールを追いかけていたいから。理想を追って勝てれば達成感はもっと素晴らしいはず。

グループリーグ3戦を終えシエスタは勝ち点4のままで3位。予選敗退となった。ワールドカップで優位と言われながらグループ最終戦でまさかの敗戦を喫し、予選敗退という悲劇を自分たちで味わう結果になってしまった。全試合終了後、涙雨が川崎球場に落ちてきた。やっぱりシエスタが去ると雨が降るんだ。。。

結成半年という節目の大会で残念な結果だったけれど、考えようによっては全く知らないメンバーが集まり半年でよくここまでやってきたな、と思う。対戦相手の監督と話した時、一様に結成半年ということで驚かれる。これからもシエスタで、仲間たちと一緒にボールを追いかけていたい。

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改めて見ると長いな(苦笑)。全部載せてくれるのかな?



                               



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