蹴文修記

2003年05月24日(土) 川崎フロンターレ×アビスパ福岡


久しぶりの日記書きだな。

書くべきことはあった気もするんだが(U22とか)、
何か気が乗らなくてね。すっきりしない感じの日常が続いてる。

そう言えば今日気がついたんだけど、今年って寒いよね。
今日は5月24日。去年の今頃は何をしていたかというと、
会社辞める前の送別会続きでゴタゴタしてて、明日は日本対
スウェーデンからちょうど1周年。明後日は鹿島対イタリア戦だ。

スウェーデン戦は試合も試合だったからあんまり記憶ないけど、
翌日の鹿島対イタリアは記憶に鮮明に残ってる。とは言えこれも
試合内容ではなく雨と虹と空がきれいだったことだけど(笑)。
急な雨が降ってきて寒くなって、きららがポンチョを買いに走った。
それも試合中に。きららが試合中に席を立つくらいだから、その
気温差はすごいものだったんだろう。

その頃は僕もまだ今ほど観戦慣れしてなくて、大きなビニール袋を
常時リュックに忍ばせてはいなかったんだよな。それでポンチョを
買いに行ってもらう羽目になったんだけど、ってことはかなり
僕らは薄着で観戦してて、多分Tシャツ1枚だったんじゃないか?
寒くて震えてた自分の腕の記憶がある。

ってことは、Tシャツだけで観戦に出掛けるほど暑かったってことだ。
僕はちゃんと靴下を履かないとお腹が冷えちゃう軟弱者だけど、
もうこの頃はサンダル履きで観戦に出掛けてた記憶があるんだよな。
だから長Tと上着が欠かせない今は、去年よりかなり寒いってこと?
それとも去年が暑すぎた? 年取って寒さに弱くなった?
あと1週間くらいで暑くなるのかな? サンダル用意しなきゃ。


長〜い前置きはコレくらいにして、今日の等々力競技場。
昨夜から今朝のチケ取り(日韓戦)の疲れが色濃く、きららは疲労困憊。
僕も並び途中で一時帰宅休憩はもらったものの、体調不良が続いていた
だけに(帰らなきゃやばかったよ)、本調子ではなかったのだ。
それでも僕らが行かなきゃ勝てないという勝手な使命感に動かされ、
メインスタンドに席を構えました。

で、肝心の試合内容は。。。ボロボロ(苦笑)
見ようによっては自己演出的劇的勝利。アウグストは神となった。
しかし勝ち点3を取った以外は本当に意味のない試合だった。
リーグ戦ではそれでも勝ち点を重ねることが重要なんだけど、
これでロスしてたらえらいことになってたよ。

広島戦で本当にいいサッカーを見せてもらって、湘南戦で圧勝して、
そりゃ期待は高まってたよ。第2クールは広島ばりの快進撃だって。
でも今日のサッカーは去年までの3位のサッカー。決めるところで
決められない。相手に合わせて試合をしちゃう。自分たちの目指す
べきサッカーをすればいいのに、まったりと時間だけが過ぎてく。

人数的に守りを固めてきたアビスパに対し、サイドから中央から
突破を図り、ゴールを狙うフロンターレ。前半の主導権は完全に
フロンターレで、1点入ればもう一方的な展開になるだろうと
思われた。実際、12分に我那覇がこぼれ球を押し込んだ時には
もう楽勝気分。何点入るんだろーなぁ、って思ってた。

それほど福岡の守備陣は人数だけで、攻撃陣は攻め手なしの展開だった。
去年まで川崎にいたベンチーニョの運動量は(去年も少なかったが)
落ち、FKにも怖さがなくなっていた。

しかししかし、同じパターンを繰り返す川崎に慣れてきたのか
福岡はゴール前に鍵(ついたてくらいなもんだけど)をかける。
いつでも取れそうな川崎は余裕で自分の好きなことをやる。
工夫がないんだよなぁ。一工夫。
ちょいと斜めに力をいれりゃ外れそうな鍵なんだけど、正面から
行くだけじゃだんだん強度は増していく。

そして岡山が福岡にOGをプレゼント。GKとの連携が悪いと
いうか、誰かが「キーパー!」って声をかければ済んだこと。
声が聞こえないほど客が入っていたわけではなく、こっちから
声をかけれなかったのが悔やまれるくらい。実際に僕も声に
出してた気はするけど。。。油断だね。

前半はこのまま終了。不可解な、本当に不可解な主審のジャッジも
あり、試合は草サッカー状態になっていく。川崎は福岡のサッカー
にお付き合い。広島戦の動きが嘘のような感じ。

さて後半。福岡が攻勢に出る。色気を出してきたんだろうか(笑)。
そして同時に川崎のサッカーにも落ち着きが出始める。不思議なもんだ。
やっと試合らしくなってきた。

そんな中で生まれたアウグストの勝ち越しゴール。
アウトサイドへの突破は人数かけて守られていたが、中央に向いた
時は相手も面食らっただろう。個人技で川崎を助けたアウグスト。
いや見事なゴールでした。

でもまだ助けられた、って思っちゃうところが寂しいね。
アウグストはJ1でも通用するレベル、と言うよりもどこのチーム
に行っても一線級のプレーが出来るだろう。
そんな彼がJ2の川崎で力を発揮してくれる。
嫌にならないでね、岡山のプレーを暖かく見守ってやってね、
なんて思ってしまう。

今日はキャプテンマークを着けていたアウグスト。
早く彼のプレーにみんな追いつけるように、頑張らねばね。
そしたら広島や新潟は怖い相手ではなくなるよ。

それにしても勝ち点3が取れてよかったな、と思う今日の試合でした。
ちゃんと頑張ってカレー食べてよかったよ。


                               



2003Jリーグ ディビジョン2 第14節第1日

14:00キックオフ 等々力陸上競技場
【入場者数】4,269人【天候】晴 24.0℃ 51%
【主審】梅本 博之【副審】金子 聡一郎/抱山 公彦

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川崎フロンターレ 2   1 前半 1   1 アビスパ福岡
           1 後半 0

          21 SH 8
           5 CK 1
          19 FK 15

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【川崎F】 GK 17 吉原 慎也 【福岡】 GK 16 水谷 雄一
     DF 32 岡山 一成     DF 2 立石 飛鳥
     DF 30 渡辺 匠      DF 3 セルジオ
     DF 5 箕輪 義信      DF 5 千代反田 充
     MF 4 アウグスト      DF 23 宮本 亨
     MF 6 山根 巌       MF 7 宮崎 光平
     MF 14 茂原 岳人     MF 6 篠田 善之
     MF 20 長橋 康弘     MF 20 米田 兼一郎
     MF 26 中村 憲剛     MF 10 宮原 裕司
     FW 10 ジュニーニョ    FW 19 林 祐征
     FW 27 我那覇 和樹    FW 13 ベンチーニョ

      GK 1 浦上 壮史      GK 12 塚本 秀樹
     MF 8 久野 智昭      DF 4 川島 眞也
     MF 15 塩川 岳人     MF 8 原田 武男
     FW 11 伊藤 優津樹    MF 9 アレックス
     FW 16 黄川田 賢司    FW 24 太田 恵介
     監督 石崎 信弘     監督 松田 浩

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【得点】 12' 我那覇 和樹 【得点】 17' オウンゴール
     73' アウグスト


【交代】 72' OUT 中村 憲剛 【交代】 70' OUT 林 祐征
      IN 伊藤 優津樹       IN 太田 恵介
    84' OUT 長橋 康弘     75' OUT 宮原 裕司
      IN 塩川 岳人       IN アレックス
    89' OUT 我那覇 和樹    79' OUT 立石 飛鳥
      IN 黄川田 賢司       IN 川島 眞也

【警告】 42' 茂原 岳人 【警告】 25' ベンチーニョ


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