またまたプレミア礼讃になってしまうけれど、 サッカーの王道ってのがあるとしたら、 それは絶対にプレミアリーグだ。
今や世界最高峰のリーグと呼ばれるリーガエスパニョーラ。 そこには最高級のファンタスティックなサッカーが存在する。 かつては世界最強と言われたイタリアセリエA。 あくまでも勝ち点を追求するサッカーが存在する。
サッカーの母国であるイングランドのプレミアリーグ。 ここでは誇りを持ったプレーヤー達がボールを追いかけている。 技術的にはスペインの足元にも及ばない。 戦術的にはイタリアの方がはるかに高いレベルだろう。
しかし人間がボールを最も遠くに飛ばせる方法は蹴ること。 少しでも前に進み相手の侵攻を止めボールを奪う。 そして相手より多くゴールを決めて勝ちを得る。 サッカーの本質的なものが一番感じられるのがプレミアだ。
そんなことをまたもこの週末のフルアム×サザンプトン戦、 WBA×チェルシー戦を観ながら思ってしまった。
稲本属するフルアム戦の結果はスポーツニュースで少しだけ 伝えられたけど、本当にびっくりする結末だった。 GKが試合最後のCKとかに攻め上がってくることはあるけど、 あんなに決定的なチャンスを作ってしまうのは初めて見た。 イナ好きには残念な結果だったろうけど、僕的にはすごく 衝撃的な映像だった。 GKが視界に入った時、誰?違うチーム?観客?とか思って しまったくらいだから、守るフルアムも棒立ちだよね。
で、翌日のWBA×チェルシー戦。 いつものように立ち上がりから相手にお付き合いサッカーを 展開してしまうチェルシー。ラニエリ監督は就任100試合め のプレゼントとして普段は見せない343の攻撃的布陣を用いた。 でもグジョンセンがダメダメで機能せず(って言うか今まで 試合終盤に3トップにして成功した試しなし)、WBAは 調子悪いのそのままで全然見せ場もない試合だった。
ちなみに3トップはゾラ・グジョンセン・ハッセルバインク。 3バックはガラス・テリー・メルヒオット。 中盤はルソー・ランパード・モリス・スタニッチ。 ゾラとルソー、モリス以外は現代表メンバーですね。 テリーはまだイングランド若造チームだけど。
このチームでどんな試合を見せてくれるのかワクワクしてた。 が、前半はいつものチェルシーだったよ、まったく。。。 それでもセットプレーからスタニッチが押し込み先制。 後半にはゾラの芸術的なゴールで突き放すという理想的な展開。 なんとか実力差だけで勝ったって感じですかね。
そんなあんまり面白くない試合でも、プレミアリーグは 素晴らしいと思ってしまう僕はかなりイカれてるのかもしれない。 でもなんと言うか、試合のテンポや運び方が性にあっている。 イタリアの間延びした試合は我慢ならないし、スペインのは 華々しすぎる、僕には。
ぜひ、イングランドサッカーをみんなにも観てほしい。 でもそれはユナイテッドやアーセナルじゃないよ。 下位チームや一部リーグの方がより王道を感じられるよ。 チェルシーにヒデが来るかも。。。うれしいけど、変に人気が 上がってしまうのは嫌だな。試合たくさん見れるだろうからいいけど。
|