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 クリスマス・トレイン/デイヴィッド・バルダッチ

『クリスマス・トレイン』/デイヴィッド・バルダッチ (著), 武者 圭子 (翻訳)
単行本: 352ページ
出版社: 小学館 (2006/10/21)
ASIN: 4093565619 サイズ (cm): 19 x 13

内容(「BOOK」データベースより)
かつてはジャーナリストとして、第一線で活躍していたトム・ラングドン。40歳を過ぎて若い頃の情熱を失った彼は、今やライターの仕事で細々と生計を立てている。ロスアンゼルスに住む恋人とクリスマスを過ごすため、ワシントンから大陸横断鉄道に乗ったトムは車中で、彼の元を去った昔の恋人、エレノアに再会する。長い間、エレノアへの思いを断ち切れずにいたトムの心は揺れるが―。アメリカのベストセラー作家デイヴィッド・バルダッチが描いた初のラブストーリー。



そろそろクリスマスなので、図書館で借りたデイヴィッド・バルダッチの 『クリスマス・トレイン』 を読書中なのだが、これもまたハズレの予感・・・というか、完璧にハズレだろう。まだ3分の1ほどしか読んでいないので、何とも言えないが。。。とはいえ、3分の1も読んで面白くなければ、やっぱり面白くないのだとは思うけれど。(^^;

中身はロマンチックな設定の洒落たラブストーリーらしいのだが、なかなかそういう展開にならない。作者は、クリント・イーストウッド主演の映画『目撃(Absolute Power)』(私にとってはジーン・ハックマンが出ている映画という認識)の原作者らしい。

そんなことは全然知らなかったけれど、普段サスペンスを書いていても、ちょっといい話を求められるクリスマス本は、作家にとってはいい稼ぎになる仕事なんでしょうかね。

それはさておき、この本はアメリカの大陸横断鉄道アムトラックが舞台になっている。東海岸のワシントンから西海岸のロサンゼルスまで大陸を横断する長距離列車内で起こる大人のロマンスという設定。

ということで興味を持って借りたのだが、去年私はニューヨーク⇔ボストン(松坂が入団したレッドソックスの本拠地)の近距離のアムトラックに乗った。近距離と言っても片道4時間くらい乗って、たしか4つくらいの州を通ったと思う。

暑くてごみごみしたニューヨークにうんざりしていたので、車窓に濃い緑や美しい海、綺麗な家並みが見えた時は感激。広い大陸をのんびり列車で旅するのもいいものだなと思ったりもした。なんたって、飛行機と違って降りたいと思ったら最寄りの駅で降りられるのだから。

若いバックパッカーたちが、隣の席に座った人と仲良くなったりしているのも、列車の旅ならではだなと思って見ていたので、列車内でのロマンス、それも長距離ならば、いくらでもあり得ると思っていたのだが、本のほうはなかなか肝心のロマンスに入っていかないので、ちょっとイライラ。

2006年12月22日(金)
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