|
|
■■■
■■
■ 七王国の玉座〈上〉―氷と炎の歌(1)/ジョージ・R.R. マーティン
『七王国の玉座〈上〉―氷と炎の歌(1)』/ジョージ・R.R. マーティン (著), George R.R. Martin (原著), 岡部 宏之 (翻訳) 単行本: 446 p ; サイズ(cm): 19 x 13 出版社: 早川書房 ; ISBN: 415208457X ; 上 巻 (2002/11) 内容(「MARC」データベースより) 北の大狼スターク家、黒い牡鹿バラシオン家、金の獅子ラニスター家、ドラゴンの子孫ターガリエン家。七つの大国を舞台に王位争奪戦が今幕を開ける! ローカス賞ファンタジイ長篇部門受賞作。
ジョージ・R.R.マーティンの<氷と炎の歌>シリーズの第一作目『七王国の玉座(上)』を読み終えたのだが、面白くないので上巻だけでやめることにした。上下巻ある本の上巻だけでやめるのって、初めてかも。
というのも、ファンタジーとは名ばかりで、設定が時代も場所もわからない、架空の国というだけ。多少、魔術とか得体の知れない生き物(死霊?)とかが出てくるけれど、ほとんどが人間の欲と政治的陰謀の話で、そういった大人の汚れた世界に、10歳前後の少年少女が巻き込まれていくのが、いたたまれない感じで、うんざりしてしまった。
話がなかなか進まないというのも良くない。まさにダラダラ書き続けて、いつのまにか大長編になってしまったという見本のようなものだな、と。魅力的な登場人物もいないし、どうでもいいことをやたら書き込んでいるのも退屈。
というか、作者はそういった政治的陰謀をメインに書いているのか?だとしたら、とりあえず展開はしているのだろうが、読んでいるほうは冒頭にある死霊との戦いみたいなことが書かれていくのだろうと思っているので、まだか、まだかと思ってしまうのだ。どちらにしても、面白くないや!と。
このシリーズ、全部で4冊借りていたのだが、もう読まないと決めたので、いつまでも借りていても仕方がないから、全部まとめて図書館に返した。ああ、すっとした。
2005年05月05日(木)
|
|
|