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 竹内文書と月の先住宇宙人/飛鳥 昭雄

『竹内文書と月の先住宇宙人 超知ライブラリー (007)』/飛鳥 昭雄 (著)
単行本: 339 p ; サイズ(cm): 20
出版社: 徳間書店 ; ISBN: 4198619492 ; (2004/11/20)
出版社 / 著者からの内容紹介
竹内文書に記された超古代情報が最先端宇宙人情報から証明されるという驚くべき事態を伝える衝撃の書。


ユダヤ関連の本を検索していて、これはどうしても読まなきゃ!とわくわくしてしまったのが、今日読了した『竹内文書と月の先住宇宙人』だ。そもそも不思議な古文書「竹内文書(たけのうちもんじょ)」の存在は知っていたものの、一体どんなものなのかまるでわからず、常々内容を知りたいと切望していたのだ。

しかし、たとえ目の前にあったとしても、たぶん全然読めないだろう。なぜなら「神代文字」というハングル文字にも似た文字で書かれているからで、だからこそ偽書であるという汚名を着せられたりしているのだが、今回の本で、だいたいの内容はわかった。

古事記と日本書紀(合わせて記紀)は、神武天皇を始まりとする日本の国史がえがかれている(ということになっている)のだが、「竹内文書」は、さらにそれ以前、天照大神を祖とする神々が、宇宙開闢を行うところから書かれているのだ。ところが、「竹内文書」が世に公開されたのは、明治になってからで、これは詐欺であるとして裁判まで開かれた。それはなぜか?といったことが、あれやこれや書いてあるのがこの本だ。

で、これがどうしてユダヤに関係してるわけ?と思うのだが、目次には次のような項目もある。

「天照大神とイエスは「光」でつながる」
「血統的ユダヤ人と日本人のルーツは同じ!?」
「聖書と日本の古史古伝の驚くべき共通性」
「神道、天皇、そしてイスラエル」
「「籠神社」と『旧約聖書』をつなぐ謎」

などなど・・・。とにかく、日本人とユダヤ人は祖先が一緒ってことらしく、ユダヤ教=神道みたいな?で、神の国と地球の間(つまり月)には、超文明をもった本物の日本人が住んでるらしいってわけなんだな。だから宇宙人はモンゴロイドなんだって!ぢ、ぢゃあ、今ここにいる日本人は何者?(^^;

たしかにアポロ宇宙船によるUFOの写真なども多々あって、月に住んでいるというか、月を基地にしているであろう宇宙人はいるかもねと思ったりもするけど、それがまさか日本人だったとはねえ〜!人類に文明を授けた神はプレデターだったというのと同じくらいに笑える。

それに、「竹内文書」によれば、天照大神も神武天皇も、仁徳天皇も聖徳太子も、イエス・キリストも、全部同一人物だったらしいよ〜。それは、名前に同じ字が入っているからという理由なのだが、じゃ、私と同じ字が入っている名前の人は、みな同一人物なのか?ってことになっちゃいますよねえ。

「竹内文書」と月の宇宙人という組み合わせは良かったが、月にいるという宇宙人(日本人)の情報が少ないし、説得力に欠ける。でも、久々に「月空洞説」を見た。つまり、住むとすれば月の内部に住んでいるってことになるのだが、月が空洞だってことは、月震などから判断して、私もそうじゃないかとは思っているのだが、その中に「日本人」が住んでいるとは思わなかったなあ。

で、アメリカのロズウェルに墜落したUFOに載っていた宇宙人が、調べてみたらモンゴロイドだったので、モンゴロイドを軽蔑しているアメリカ人は、自分たちよりもモンゴロイドのほうが文明が進んでいるとは認めたくなくて、証拠を隠蔽しているらしいよ。しかし、なにしろ「竹内文書」では、日本が世界の中心らしいから、いくら隠蔽しても、いずれは・・・。

というか、キリスト=天照大神だから、キリストの再臨の時に、天照大神も現れるってわけで(多次元同時存在の法則というのがあるらしい)、そのとき初めて、世界の中心は日本であるということが明かされるわけ。

とにかく、このところ読書が遅々として進まずにいるのだが、久々に夢中になって読んだ。かなり笑わせてもらいました。でも、こういう本て大好き。古代の神々の名前を読むのが、かなりしんどかったけど。


2005年03月08日(火)
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