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■ アホでマヌケなアメリカ白人/マイケル・ムーア
戦争大好きブッシュとその仲間たちの呆れた素顔。バカタレどもの楽園へようこそ。―オビより
大統領選挙の不正は、今や周知の事実だが、大統領の椅子に座るべきでない人が座ってしまったアメリカの没落ぶり。「世界一危険なバカ」ブッシュと、その傀儡たちのあきれた、そして恐ろしい行動の数々。他人事と思えば笑えるが、ことアメリカに関しては、どの国も他人事では済まない。読んでいるうちに、怒りと寒気を覚える。
笑える本と思って買ってみたのだが、実際は笑えない。ブッシュが、クリントンが、こんなにひどいことをしていたのかと思ったら、腹が立つ(私はアメリカ人ではないにもかかわらず!)と同時に、人間てなんてバカなんだろうと悲しくなる。語り口はポップでユーモアもあるが、ここに書かれている数字を駆使した数々の事実は、戦慄ものだ。
アメリカだけに限らず、どこの国の政治家も自分の国のことでさえ考えていないのだろう。自分ひとりさえ良ければ・・・という利己的な考えが、あまりにも露骨に見える。そんな人たちが地球のことなど考えられるわけがない。例え核戦争が始まっても、「自分だけは助かる」なんて思っているんだろうな。人類は救われない。
何もブッシュを好んでバカにして笑っているわけじゃない。自分の国のトップが笑い物になって、楽しい人がいるだろうか?抱腹絶倒というのは嘘だ。本当にこんなバカやバカどもが世界の運命を握っているのだから、とてもじゃないが、笑えない。
ある日、アル中のブッシュが(狂牛病かもしれない)、「押してはいけない」という言葉も理解できず、ついほんのはずみで、核のボタンを押してみようかな・・・程度のことで、世界が破滅する日がくるかもしれない。そんな大統領を選んでしまった(実際には無理やり不正に大統領の椅子に座ったのだが)アメリカ人は、ムーアの言うように「バカでマヌケ」なのかもしれないが、今からでも遅くないから、本当の愛国心を見せて欲しいね。
2003年03月14日(金)
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