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■ 聖書物語<旧約編>/香山彬子
内容(「BOOK」データベースより) エデンの園で、幸せにくらしていたアダムとエバは、ヘビに誘惑されて「命の木」の実を…。(天地創造)神にえらばれたノア一族が箱舟にのりこむと、まもなく大雨が降り大洪水になって…。(ノアの物語)ほかに、モーセやダビデ、ソロモンの物語など6編。西洋の文化を知るために、ぜひ読んでほしい、わかりやすく楽しい旧約聖書物語です。
アメリカで同時多発テロが起こった。それに憤りを覚え、以前より疑問だった中東事情を少しでもわかろうと思って、原点である旧約聖書(物語にしてあるが)を読んでみた。
イスラエルの民の誕生と歴史の綴られた旧約聖書は、彼らの唯一絶対である、「目には見えないがたしかにそこに在る神」とのやりとりでもある。神はイスラエルの民に十戒を与え、それを守ると約束させ、艱難辛苦を経験させながらも、神との約束を破らない限りは、必ず民を守るとしている。何千年も争いを続けている中東の民族たち。彼らの祖先の、神との約束はどうなったのだろうか?
この本は、奇しくも1993年に書かれたものである。この年、今回のテロと同じ、ニューヨークの世界貿易センターがテロリストによって爆破された。今回は、航空機2機が突っ込み、ビルは跡形もなく消え去った。作者の香山さんはあとがきで、中東の、そして世界の平和を願いながら、1999年に他界された。神のもとで、作者はどんなに無念な思いをしていることだろう。
2001年09月15日(土)
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