ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2007年12月17日(月)
イキモノとしての日本人
昨今の小学校4年生の体力測定値平均は、20年前の幼稚園 年長さんと同じという結果を見た。塾通い、ゲームの普及に 加え、凶悪犯罪の影響で、外遊びを避ける環境の結果だ。 体力レベルの低い子供の体力は、際限なく下がり続けてもいる という危機的な状況。
全力疾走をする機会もなく、転んでも受身の姿勢がわから ないばかりか、運動能力が備わっていないため、手や足が出ず 顔面から落ちる子も多いらしい。
ボールの投げ方がわからず、右手で投げた後に右足が出る。 そんなわけで、ソフトボールの試合が出来ない小学校も順調に 増加中。
どうしようか悩んだ都会の親御さんたちが選んだのは、 『体育の家庭教師』だ。体育大学の学生に一時間5千円で 「外遊び教育」を指導してもらう。
石投げ、鬼ごっこ、だるまさんが転んだetc. そんな遊びをお金を払わなければ習えない時代になっている とは、なんとも不思議な気分。
国力低下の危惧に加えて、未来を担う子供たちの学力+体力低下。 イキモノとしての存続能力が危うい国民を抱える日本は どうなっていくのだろう。
なにができるのか、なにをしなきゃいけないのか 真剣に考えなくちゃならないね。
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