株式会社JOYWOW
ほうじ茶飲話【JOYWOW】
ほうじ茶飲話 INDEXPASTwill

2007年03月07日(水)


27才のこども

打合せの前にランチに入ったお店で、円卓相席となった。
そのテーブルには、すでに三名の女性が座っている。

うち二人はお友達同士で、延々と相談ごとを話している。
もう一人の女性は新聞を読んでいた。三名とも50才前後だが、
二人組と新聞女性に関わりがないことは一目瞭然。

20分経過、円卓の全員が食事半ば。
二人組は話し続けているが、内容は気にも留めていなかった。

突然、新聞女性が隣に座っている二人組に話しかけた。
「どなたかご病気なんですか?」
よく通る声だったので、その瞬間から私の耳はダンボとなる。

二人組の悩みを抱える女性(仮にAとする)が答える。
「私の27才になる娘なんです」

Aさんの話によれば、娘が看護師か弁護士になるか
迷ったあげく看護師を選んだ。が、人間関係か職種なのか
合わずに挫折。その後、大学に入りなおして弁護士を目指す。
親掛かりで一人暮らしをしながら勉強とバイトをしていたが、
半年ほど前から学校は休学、バイトもせず部屋にいる。

お金がなくなったのではと心配はしているが、
さすがに親からお小遣いをあげても仕方なし、
彼女が言い出してくるのを待っているらしい。
旅行にいかせようか、留学させるか、いろいろ考えている。

新聞女性は「ふんふん、それで?」と相槌を打ちながら
家族の感情論等、真剣に意見を述べている。

お互いに名乗りもしないまま、いつの間にか三人組となる。
ものすごく不思議な光景である。

店を出て、大きくため息が出た。
話を聞くにつれて、重くなった。

27にもなる娘の未来は、娘に任せればいい。
親が「自分の問題」にしてしまうから話は過大になる。
子供を持ってみなきゃわからないという問題ではない。
27年生きてきた人間だよね。
子ども扱いするから大人になれない、
とは、考えないのだろうか。

 

Yukari |株式会社JOYWOW