ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2006年05月07日(日)
ちいさきものをいとおしむ
血縁の4年生になる女の子が、私と遊んだ時間が楽しかったらしく、食事に行った帰りに私の右腕に手をかけてきてくれた。めずらしいな、そんなに楽しかったのかな、などとたわいも無いことを考えていたら、今度は手を繋いできた。
私は歩いていた。でも、手の中に小さな体温がするりと入り込んできた瞬間、身体の内側ですべての時間と音が止まった。大人社会のこざかしさも計略も計算もなく、彼女は素直に私への「大好き」な想いを示したにすぎない。
子供を持っている方にとってはあたりまえの感覚なのだろうと思うが、私には子供がいない。その事実をマイナスに感じたことはないし、これもひとつの生き方、選択の結果であると自然に捉えている。だからこそ、考えたこともなかったセンセーショナルな感情であったのかもしれない。
子供の手ってこんなに小さかったんだっけ・・・ このほわっとした、ちいさきものをいとおしむ心・・・ あの時、私が感じた素直で無垢なものに対する鮮烈な驚きは 慈愛であったのだろうと思う。
夜、自宅に戻り、仏前に手を合わせていたら涙がこみあげてきた。 またひとつ、とても大事なものをいただいた。 あの小さな彼女が私に教えてくれた温かいものに心から感謝。
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