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ほうじ茶飲話【JOYWOW】
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2005年11月27日(日)


素踊りを観る

歌舞伎座で「梅津貴昶の会」を観る。

勘三郎、染五郎、菊之助と名だたる歌舞伎役者が出演しているが、衣装もメイクもなしの素踊り。歌舞伎役者さんたちに踊りを教えたり、振り付けをしているのが日本舞踊・梅津流創流家元梅津貴昶さん。

「舞踊家は素踊りをすべき」という家元の信念から、夜の部出演者全員が紋服。春猿がノーメイクで女形の踊りをしても問題ないが、普段見慣れていない梅津さんがそうすると違和感を感じてしまう。

一言でいうなら、生で観る家元の踊り。
とはいえ、歌舞伎好きの私には少々高尚すぎなのだった。
幸いにも眠ることはなかったが、友人の向こうに座っていたご婦人はカクン、と音がするほど落ちていた。笑。

本日、もっとも興味を引いたのは来場者の方々。
普段の歌舞伎来場者とは一線を画する。まず着物人口が多いし、その着物も高価なことが一目瞭然、小物合わせや着方も美しい。可処分所得の多い奥様方もさることながら、所得と品位の高い観客が目立つのだ。梅津流のお弟子さんや関係者が多いのだろうけれど、物見遊山のうわついた空気が恐ろしいほど無い。これはこれでスゴイものがある。

余談。
すぐ前に座っていた熟年のご婦人が、膝においた鞄の上にポーチを乗せていた。なにかと思ったら手のひらサイズの猫三匹とネズミ一匹、計4体のぬいぐるみに舞台を見せていた!

 

Yukari |株式会社JOYWOW