ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年10月06日(月)
浅草どぜう屋
駒形どぜうで、たまたま隣のテーブルになった二組の老齢ご夫妻。 手前に座っていたご主人は、生まれも育ちも本所で 生粋の江戸っ子。奥に座っていた方は戦友で、ふたりとも 沖縄・宮古島の生き残りだと教えてくれた。 すでに戦友会も解散したけれど、 年に一・二度、旧交を温めているのだという。 合間合間に冗談を交えながら、戦争のことを話してくれたのだが もっと聴きたいと切実に感じている自分に、少なからず驚いた。 昔、祖母や周囲の大人から聞かされても、またか、と うんざりしていた自分を思い起こすにつけ、 なんとももったいないことをしたと思う。
私が事実を知りたい、聴きたい、と思うようになるまでに これだけの長い時間が必要だったということなのだが 必要になった時には、すでに周りの糸は消えてしまっている。 時間も時代も歴史も、人々の後悔の念を こんなふうに積み重ねながら 次世代に語り継がれていくものなのかもしれない。
|