ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年06月26日(木)
再読の恩恵
少年少女日本文学館、井上靖の「しろばんば」を読んでいる。 小学校時代、教科書に載っていたように思ったが 冒頭の文章が、まさに記憶の中のそれと合致した。
この文学館シリーズでは、旧使いの言葉や言い回しに 振り仮名をつけ、朱色で解説をつけている。 読み進めながら、自分が普段あたりまえに使っている言葉に 解説がついていることに驚きながら、文中に漂うなつかしい 空気に浸っている。
この本、大人になったからこそ楽しめる文学であることは 間違いない。が、あの頃の私は、どうやってこの本の内容を 理解し、試験で点を取っていたのだろう?
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