ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年05月06日(火)
思い出
中学二年生の冬、本格的に鉛筆デッサンを始めた。 数種類の鉛筆だけで表現される絵を描く事が、大好きだった。 描いている間は時間も思考もなく、 イーゼルの上の画板に向かい、ただ鉛筆を走らせ続けていた。 右手人差し指の爪が、画用紙にこすれて薄くなるくらいに。
24、5才までは描いていたように思う。 いつのまにか、遊びや仕事での忙しさを理由に 鉛筆を持たなくなった。 今から考えてみると、誰に咎められるわけでもないのに 忙しいなんて言い訳を、なぜ自分にしていたのかわからない。
今でも鉛筆や練り消しゴムを見ると、胸がきゅんとする。 もう一度、始めてみようかな。
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