ほうじ茶飲話【JOYWOW】
2003年03月18日(火)
祈り
今朝10時のニュースから、断続的に涙がぼろぼろ出ている。 ずっと、泣きながら、なにかをしている。
怒りとか、悲しいとか、悔しいとか、 そういう簡単に言語化できる感情ではない。
自分なりに解釈してみたのだが。 9.11の件は私にとって、戦争と国際政治の意味を身近に考えざるをえなくさせた初めての出来事だった。そして続く母の懐疑的な事故死は、あらん限りに死を身近なものにさせた。このふたつの出来事が、理不尽な状況を想像することができる思考能力をぽんぽんと整えてくれた。
この涙。 巻き込まれる人々の無力感、涙、叫びという類の、 もうすぐ起こる悲劇の「想」のようなものが、 現実として私の中に入り込んできたせいなのだろう。
国連安保理も民衆の叫びも、なにもかも踏みつけて、 敬虔なクリスチャンである彼は、もうすぐ戦争を始める。 新たな不条理の歴史が、刻まれる。 21世紀の文明、世界平和、自由。 なんだか、あまりにそらぞらしい。
今は、ただ、祈る。
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