| 2013年04月10日(水) |
奄美大島の旅8(忘れそうになりながらも急いで書きなぐる) |
【3月30日】
朝7時 いいお天気!
まずは うみにあいさつにゆく。
朝陽が うみに 光の道を つくってる。
裸足になって 腿までつかる。
太陽の光が うみにまじって とろとろ きらきら してる。

うみと 太陽と 風と
身体ぜんぶの 皮膚から しみこんでくる。
ただただ シンプルに
わたしが いま ここに 存在できて
しあわせだと おもう。
太陽の光に 祈る気持ち。
つながっていることを こうして 身体で感じられること
なんて 力になるんだろうか。
この感覚を 忘れまい。
部屋にもどって 急いで 荷造りをする。
8時から 朝ごはん。
きょうも まどの外
海と ゆれるアダンの葉っぱが みえる。
たまごいため 島ラッキョウのにんにくしょうゆがのったおとうふ 鮭 瓜っぽいおつけもの あおさとお豆腐のお味噌汁 ぷちぷちのおいしいごはん。
おとなりのテーブルの おばちゃんがつくった 草もち。
草もちは 月桃のはっぱに つつまれている。
「月桃は オスメスがあるんですよ。 メスがやわらかい。 オスがにがみがある」
おばちゃんが 教えてくれる。
本州の草もちとちがって 濃い色の濃厚な草もち。
5マイルで この旅最後の 朝ごはんをいただいて
9時すぎに チェックアウト。
おみやげに 1日目におさしみでいただいた 夜光貝の貝殻を いただく。
これを みがいたら
ユタ神様が つくっていたみたいな 貝細工ができる。
大好きな 五マイルの みんなに
手をふって お別れし
天野さんご夫婦のすむ 集落へむかう。
ぴかぴかの まぶしいお天気!
集落の入り口で ひろみさんが まっていてくれた。
海をながめながら 集落の おじいちゃんおばあちゃんと にこにこ おしゃべりしている。
あたたかな 風景。
この海から おうちまで すぐ。
おうちは 畑とお庭のある かわいい平屋。
平屋好きのわたしには たまらん 素朴ないいおうち。
入り口には ガジュマルとか サンセベリア 緑の人たちが わさわさと 生えている。
たたみの部屋にちゃぶ台。
月桃の葉っぱの上にのせた みずみずしい黒糖と おちゃをいただきながら
ハワイや加計呂麻や ニウエという国の スライドショー。
天野さんが 解説してくれる。
ハワイの海の写真。
これまで 海やイルカの絵葉書をみても 遠い世界のことのように 感じていたけれど
もういまは 親しみを 感じている 自分がいる。
わたしもいつか イルカと およいでみたいな。
体で 鯨の声を 感じてみたいな。
おふたりがであった 世界の海 おふたりの愛する 加計呂麻の海
おおらかな旅の様子が 伝わってくる。
それぞれの写真が 美しい。
いいものを みせていただいた。
きのう であって
こうやって 楽に いっしょに すごしていることが
とても うれしい。
出会いの ひとつひとつが
かみさまからの おくりもののよう。
スライドショーが おわったら
おふたりの もうひとつの 秘密基地のような おうちのある集落へ むかうことに。
おうちをでると うわさの猫の さんちゃんがいた。
さんちゃん!
きみが さんちゃん!
太陽と草の気配がする さんちゃん。
きょろんと ひょうひょうと している感じが なんとも
キュンと させられる。
さんちゃんと あいさつし
天野さんが お庭で いま摘んできた
りゅうきゅうナントカイチゴ?を つまみぐいさせてもらい
ゆるゆると 車にのりこむ。
 野性のおいしさ。
その集落までは 数十分くらいだろうか。
時間がないながらも 途中 滝に たちよってもらう。
太陽の光が 見上げる滝のすぐ上にあって なんとも神々しい。

滝をすぎて 山をこえると
山と海に ひっそりと囲まれた 集落が。
なんだか とても気持ちがいい 空気感。
天野さんご夫妻の かりているお家
おおきなお庭 畑がいきいきしている。
内装は すこしずつ リフォームしているそうで
手作りの雰囲気が なんとも あたたかく かわいい。
おふたりの つくるもの おふたりの 世界
だいすきだ。
おうちの横には 五右衛門風呂
いいなあ はいりてえ!
畑には レタス、セロリ、パセリ、ルッコラ、 にんじん、タイバジル… 味見させてもらいながら やさいたちに ごあいさつ。
なんだか どの植物も 味が濃い。
レタスも レタスってこんなに 苦味があるものか?
びっくりするような レタスの癖がある。
ハンダマ(うちの田舎では金時草といっていた)の 花がさいている。
オレンジ色で 独特のにおいがあるお花。
へそごまのような 脇あせのような 人間の体のどこかのくささ。
わたしは このくささ あまり嫌じゃない。 (実はむしろ 好きだったりして…)
金時草は 子どもの頃から 食べるのは好きだったが こんな花が咲くとは 知らなかった。
「ひろみー あさぎまだらがたくさんいるよ!」
天野さんがコーフンした様子で ひろみさんにいう。
アゲハよりも少しちいさい うっすら色つき影絵のような 美しい蝶が 何匹も くさい花にたかっている。
美しいものと くさいものの 組み合わせが なんともいえなく いい。
畑をひとまわりしたら 草むしりだ。
石をめくると
三葉虫のような形で ごきぶりのような うごきをする おおきな虫がいる。
奴は ちょっとびっくりして とまどったような 様子をみせて
ちょろちょろと 縁の下のほうに にげていった。
これは サツマゴキブリだそう。
はずかしがりやの ゴキブリだった。
サソリモドキという 毒はないが 形がさそりそっくりの 強烈な虫がいるらしいが
残念ながら 出会うことはできなかった。
4人で ゆるゆると おしゃべりしながら 草むしり。
途中から 天野さんは 台所で ごはん係。
ほのぼのとした 春のひととき。
草むしりが 一段落したら
お庭にテーブルと椅子をだし テーブルに かわいい布をかけて
お皿を準備する。
天野さんが つくってくれたのは
お庭パスタ。
お庭の畑のいろいろな野菜やハーブ たっぷりの野生の風味の おいしいパスタ。
摘みたての レモングラスをいれた お水と
ミントをいれた お水。
パスタをいただきたながら いろいろなお話をする。
ひろみさんが 奄美にやってきたときの ふしぎなお話。 ユタ神様のお話。 おふたりの生活。
「おふたり、熟年夫婦みたいで、すてき☆」
まやさんがいう。
仕事でも家でも ずっといっしょなので 熟年夫婦なみに 一緒にいるのではないか…など 笑いながら話す。
おふたりで おおきなまるを えがいているような
すてきなご夫婦。
ふたりは最近 ムーミンとハイジに はまっているのだそうだ。
やっぱり ほのぼのだ。
おいしいコナの 珈琲をその場で いれていただく。
ゆるい時間。
その日の 日記に わたしがかいていた 言葉は
�爐呂討靴覆�love��
ほんとに はてしなくloveな ひとときであった。
そうこう するうちに
わたしたちの フェリー時間が 近づいてくる。
車に乗る前に
海まであるいて この集落の海に ごあいさつさせていただく。
おおきな一枚岩がある。
ああ かえりたくない
さみしい。
また 必ずくると 心にきめながら
おふたりと お別れする。
ありがとう。
自分が ちゃんと 生きている感じが する。
*
まやさんと ふたり 港に 車でむかいながら
これからの話をする。
今夜は 名瀬にもどる。
一日目に わたしが出会った にいちゃんと その幼馴染の 手相見の人と 飲むことになった。
おみやげも かわなくちゃ。
そして あした 空港に行く前に
ユタ神様に おしえてもらった 海岸にたちよって
海の神様におねがいして まいにちのお祈りのために お線香をたてる白砂を いただかなくてはいけない。
白砂をいただくときに 3本のススキが必要だ。
「すすき手に入れなくちゃね」
そういったとたん
車をはしるそばに すすきがあらわれた。
「わ、すごいタイミング」
車をとめてもらい 立派なすすきを3本いただく。
港に到着すると 車がたくさんいて いろんな人もいて
なんだか急に 都会にきたような 感じがする。
古仁屋の港にもどって それから名瀬にいって
あした大阪へ。
すこしずつ 段階をふんで 都会へ ちかづいてゆくのだ。
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