へそおもい

2009年05月11日(月) みどりの音につつまれて

夏の間だけ
二上山のふもとの町で
仕事をすることになったので

ここはひとつ
ごあいさつに

おひさまに誘われて
ひとりふらりと
二上山に登ってきた。




なんとも
気持のよい
やさしい山だった。

黒い蝶とトカゲに
やたらと出会った。

雄岳と雌岳があって
雌岳の上で
おにぎりを食べて
小一時間昼寝をした。

昼寝をはじめるとすぐに
鶯がもうすぐそばで鳴きはじめたので
顔にかけていたタオルをずらして
薄目をあけていたら
鶯ではないけれど
腹がオレンジで背が青い鳥が
こちらをみていた。

そのまま
ぽわーんと昼寝をして
起きたら身体が
ゆるゆるだ。

帰りは当麻寺の方に
沢沿いの道をくだる。

沢の水をみていたら
その沢の最初の一滴のことや
その清さのことを
おもって
なんだかぐっときた。

途中の水場では
うしがえるが
そこらじゅうで鳴いていて
小人か天狗か妖怪か
なにかいろいろなものが
笑っているみたいだった。

帰ったら
豆を収穫して
まめごはんを炊いた。

なんとも
大切ないちにち。


***

最近の心をうばわれたこと。


南風楽天で
ドス・ソネス・デ・コラソネスのライブ。

わたしはすっかりやられてしまった。

キューバのソンという音楽を
やっているおふたり。

とてもすてきな
空間を創る人たち。

空気のように
そこにいて
空気のように
うたいだして

しらないうちに
南風楽天はキューバだった。

外は海辺で
波の音がきこえてくるよう。

踊る人飲む人
膝の上に彼女をのせて
音楽を楽しむカップル。
ミントの香りのモヒート。

こんなに
近くで
こんなにすてきなことが
おこるなんて
自分は
なんて幸せなのかとおもった。

あまりに
すてきなおふたりだったので
腕になまザインをもらいました。

消えるものの方が
じっくりと
味わうような気がして。

さらに
その勢いで
この素敵な場を
支えている
南風マスターそして
ご家族にも貴重ななまザインを
もらい
刺青気分をあじわいました。




次の日のサイン


なんと!
サインがもうひとつ
ふえていてびっくり!

帰りに寄った
おでん屋さんのものだった…。


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はたさとみ [MAIL]

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