へそおもい

2009年05月03日(日) 名札をつける

金物屋さんで買った
先が三又に分かれている
備中鍬を
にぎりしめ。

庭のどくだみと
戦ういちにち。

土の中には
どくだみの根が
網の目のように

たどっていくと
どこまでも深く長く
続く根っこ。

根深いとは
こういうことを
いうのだな。

商店街で買った
農業用のサンバイザーをして
長靴をはいて
作業をしていたら

となりの家の
お母さんが
「農家の人みたいね!」
と笑ってあいさつしていった。

赤ちゃんが熱をだしたので
病院にいくのだそうだ。

赤ちゃんは
大きな目に
涙をいっぱいためて
ぽんやりとしていた。

庭の一角だけは
なんとか終えて

ほっとしたら
両手の平の
指の付け根に
みずぶくれの
豆ができていた。

小学校の頃
雲梯で遊んで
手が豆だらけになったのを
おもいだす。

あのころのあれは
自分だったのだろうか?

知らない子どもの
記憶のようで

不思議。

今しか
確かなものが
ない。

頭の中のことは
記憶がまざって
夢のよう。


きょうの
仕上げには

みつりんハウスの
表札をいれた。



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はたさとみ [MAIL]

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