2003年02月01日(土) |
そうじおんなは不正直 |
部屋のすみからすみまで掃除してやった。
カーテンを洗濯し、 ガスコンロも分解してマジックリンでふく。 台所の壁のタイル1つ1つをみがき、 トイレに木の風鈴をかけた。 特大簾を2つかってきて壁にかける。 カビカビだった窓周辺は、 結露防止の薬をぬった。 紹興酒の壷は玄関の傘立てになった。 すみからすみまでそうじする。 もう誰もわたしをとめられない。
盲目的に掃除していたら、 相棒が手作りのお弁当をもってやってきた。
豚肉と野菜の味噌いため、 葱のはいった卵焼き、 辛子のついたシュウマイ、 マヨネーズのついたトマトとブロッコリー。 あたたかい白御飯…。
急にお腹がすいてきて、 畳の上のものをかきわけたところで、 引っ越し作業中のように ふたりでお弁当をたべた。 おいしいおいしいとたべた。
おなかいっぱいになったら、 相棒は帰っていき、 わたしはまた掃除のつづき。
わたしはあんまりそんなに うれしそうにしていなかったのだけれど、 ホントウは とってもうれしかった。
|