異常にたくさんの夢をみた。
昨日は美しい島での夢だった。
長いストーリーのラストの方で、 あの心理学の河合準雄さんに、 『文化人類学に興味ないかね』ときかれた。
私『実は心理学より興味あります』 河『じゃあこの島の奥にある僕の研究室をみにこないか』 私『いきます!』 河合準雄のバイクの後ろにのって島の奥へ向かう。 河合準雄と2人乗りだ。 (言っておくが私は彼の熱烈なファンでもなく、 カリスマ的に尊敬しているわけでもない。 おもしろい人だとはおもっているけれど。)
バイクで坂道を上へ上へ登る。 緑と濃い青空と藁葺の家。 とても美しくコーフンする。 ふと気づくと、 幅1メートルくらいで両側は絶壁の細い道。 下は緑と遠くの青い海。
ああ、ここで死ぬんだっけ。 と当たり前のようにおもいだす。 でも、これから先生の研究室にいくんだから、 と現実的にもなる。
バイクはどんどん道をゆく。 今はかすんでみえない道の先が カメレオンの舌先のように途切れているのを わたしはしっている。
こんな美しい場所なら死んでもいいや きもちがいいかもしれない。
一瞬おもってすぐとりけす。 バイクは加速する。 目をつむる。
ふと場面がかわって 河合準雄が研究室で助手にたずねる。 『さっき女の子をバイクにのせて見学につれてきたんだが、 いなかったかね?』 助手『そんな子いませんでしたよ』
それをわたしが映像のようにみている。 わたしはどうなったんだろうな。 その世界からは消えちゃったようだった。
今日の夢は、淋しい夢だった。
いろいろあったのだけれど、 結局わたしはひとりせまい部屋で 将棋の駒をかぞえたり、 使い古した百人一首をそろえたり、 そんな仕事をするだけの さびれたふぬけ女になっていた。 とてもとても孤独な感じで わたしとしたことが 涙がでてしまった。
いやだねえ。
さて、 昨日はカレーライブで、 今日は三ノ宮ライブ。
最近弱っているので、 現実よりも夢のほうが大きくなっている気がする。 ほんとうはなにがほんとうの世界なんだろうね。 わからなくなってくる。
宇宙のむこうの世界とか、 人類がうまれるずっと前の世界とか、 確かにあるはずなんだけど、 そんなのみたことないから 実感わかないよねえ。 だけど、確かにあるんだよねえ。 そうおもうと、 人間の世界ってはかないよねえ…。
きょうのライブは自由にやろう。 ヨワリながらも精一杯。
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