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■ しおれかけていた花
今日は弟にいとこちゃんのお供をしてもらう。 寒い中出かけなくていいのだが 朝、2人 −特に弟− を起こす方のが大変だった。
「ねぇ、早く起きて!」 「ねぇ、早く食べて!」
部屋に静けさが戻ったのは8時をちょっと回った頃だった。 床で寝た私は、ふわふわの布団に戻って快適な眠りを求める。 いつの間にかテレビを付けたまま眠っていた。
今日12時に受験結果が出る。 それを気にしていた私は「ハッ」とすることがしばしばあった。 「まだ2時間ある」 そしてまた寝た。
パソコンをつける手が震えている。 たちあがるまでの時間がいつもより長かったように思われる。 インターネットにつなぐ。 受験番号を打ち込む。 そして、パスワード。 いつもならサササと打てるアルファベットも がたがたした手つきで1つ1つ・・・カチカチカチ。 そして『送信』ボタン。
・・・
「合格いたしました。 おめでとうございます。」
次の瞬間
私は
泣いていた。
「良かった」 「良かった」 「本当に良かった」 「おめでとう」
そう、涙を流しながら誰も居ない部屋で独りつぶやいていた。 すぐ伝えたい気持ちで一杯だったが、 「受かってもダメでも連絡しないで!」 と言われていたので本人には黙っていた。 弟に電話する。 いとこちゃんの母に電話する。 私の母に電話する。 祖母に電話する。 嗚呼本当は一番に君に教えたかったよ。>いとこちゃん。
ベランダを見ると昨日まで 「大丈夫かなぁ?」 と心配していたブルーデージーが可愛く咲いていた。 しかも新しい花をつけて。
「このまま花が咲き続けるよ」
そういとこちゃんに抱きついて言ったんだ。 今日はなんて嬉しい日なのだろう。
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+++++ ■マルタ旅行記■ 進行状況:違う事にスッカリ夢中 ●初日から順番に読みたい方はこちら ●フランクフルトを離れて編 ●首都ヴァレッタ観光編
2002年02月09日(土)
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