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■ 魔の階段
普段デスクに向かっている事の多い私は運動不足を気にしています。 それを考慮してくれてか(いや、そんな事は絶対に有り得ないのだが) 今日はちょこまか動く仕事にたずさわった。 15分おきの印刷物チェックである。
それのどこが運動だ? と申されるか?
私の居るフロアーは23階 印刷をガーガーやっているのは24階・・・ そう、1つ上の階である。 能率を上げるためにエレベーターはあれど使わず! 初めは、窓の外に広がる眩しい位の街をちょろっと見ながら ご機嫌な足取り。すたたたた〜♪ しかし!15分おき、時にはトラブル発生時には登ったと思ったら 人を呼びにまた下り、そしてまた上がる!の繰り返し。 足は大変重いです。 行ったり来たり行ったり来たり・・・ 20往復は有にしただろう。 「疲れましたぁ」とぼやくと 「まだ、1階から23階まで登り切れてないぞ!」と答えが。。。 絶対無理です。 もしここにエレベーターなるものが無かったら、毎日地獄です。 死んでしまうかもしれません。即転職です!
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巴里に住む友達のアパートを思い出していました・・・ 街の中心部辺りに住んでいた友達のアパートは今にも壊れそうな建物。 木で出来ている階段なんてすり減って傾いています。 何人の人が上り下りしたのだろうと思わせます。 登るのが怖い位の階段を全て使わなければたどり着けない友達の部屋。 7階と向こうでは表現しますが、日本式に言うなら8階にあたります。 それだけの高さがあればエレベーターあるでしょう?と思いきや
ありません。
え?小さすぎて聞こえなかった?ではもう一度:
ありません!!
そうです、身体を傾けながらくるくると登らねばならないのです。 しかも友達は毎日毎日です。 忘れ物したら大変です。鬼の様な階段が待ち受けているのですから。 友達は財布さえあれば多少の忘れ物は気にしなくなった様です。 そんな彼女の家へ遊びに行った日の事です。 「怖いなぁ」と登り、部屋で1夜が明けました。 友達はこう言います: 「すぐそこにパン屋さんがあるからバゲット買ってきて★」と。 道を挟んで本当にすぐの所にパン屋さんはありました。 「いいよ」と返事をして、財布を持って出かけた私は ドアを開け『しまった。。。』と思いました。 <ここは8階エレベーター無し>を完全に忘れていたのです。 8階からくるくる下る階段が下まで見えます。 嫌だと引き返す事も出来ず、下って下って下ってゆきました。 帰りが地獄です。 途中でパン食べてしまおうか?と思う程階段は続いています。 彼女の部屋にたどり着いた時、すっかり息は切れていました。
足腰鍛えなくっちゃなぁと思う今日この頃です。
2001年01月17日(水)
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