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■ ミイラ取りがミイラに
今日は、リサイクル店でお仕事。 お店は家から25キロ程の所に位置する。 3才まで住んでいた家を改造し、おばが店をやっているのだ。 今日から30% OFFになり、宝石のリフォームの企画が同時に入っていたので 手伝いに行ったのである。余裕で家を出たつもりが渋滞に巻き込まれた。 時計がカチカチ進む・・・間に合わないかと思った。 山道でくねくねしているにも関わらず 渋滞を抜け出しためぐはもうスピードで走り抜けた。 そこは40キロ制限!以前スピード違反で捕まったなぁと思いながら 80キロ近く出していた。これこそ完全に捕まるだろう。 捕まった当時、私は大したスピードは出ていなかった。50キロ走行中だったのだから。 「たいしたオーバーじゃないんだけどねぇ」と警察も認めていた位である。 久々に運転した日で、後ろからあおる車にビクビクしていたのである。 そして、ぐーーーーっと踏み込んだ所で警察と御対面! 後ろをぴったりとくっついて来た車は、そのまま姿を消した。 「あいつだって、同罪じゃないかーーーー!!」と頭にきた。 「このお金で美味しいもの食べられたのにねぇ」 「可愛い服も買えたのにねぇ」とぐだぐだ言われた。 『黙って仕事しろ!』と心の中で思った小心者めぐであった。 そんな嫌な過去がある通りを無事通過し、職場にも余裕で到着。 まず、クリスマスツリーの飾り付けをした。 「ふふふ〜ん♪」と鼻歌を歌いながら・・・ 仕事の打ち合わせをささっと済ませ、客の来店を待った。 バタバタとやって来た。私は主に洋服を勧める売り子役。 おばさまをターゲットにしているので、「こんな子娘が接客しても。。。」と 言う気持ちはあった。おばの接客の方が説得力があるのである。 「似合いますよ」と言う一言をとっても。 『何を話したらいいのだろう?』と扱っている服の知識ほとんどゼロで思っていた。 企画の方は笑い声が溢れ、楽しそうな雰囲気だった。 私の担当している売り場に人が居なかったら私も宝石を眺めていた。 どれもこれも美しい。キラキラしているネックレスに目が行った。 一 十 百 千 万 十万 百万?!?!?!うわ〜〜〜!! 「これ付けてみてもいいですかぁ」と口が勝手に。 ケースにしまわれている状態より付けた方がさらに美しかった。 『プリティーウーマン』の映画を思い出していた。 パクッとまさに手を喰われそうである。 どんなに咽から手が出てもこれを手にするのは不可能。 「お嫁に行けば、毎日宝石に囲まれて過ごせるんですね?」と言うと、 宝石商の奥さんが「息子が2人いるんだけど、、、」と話出した。 「取っ替え引っ替えね」とお客が言った。 <宝石>をと言う意味であったが、<息子>をとも取れて可笑しかった。 「いやねぇ〜。おーほっほっほ!」と笑うお客の手は私に飛んで来た。バシッ! 見ているうちにどれも欲しくてたまらなくなった。 「これ一押しよ★」と見せてくれたピアス。 付けたが最後!私の心を掴んで放さない。 お金を稼ぎに来たのに、落としてゆくなんて・・・何しに来たのやら。
2000年11月24日(金)
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