ケリをつけろ

 友人が煮詰まっていると、かける言葉を持たない自分を無力だなと思ったり、煮詰まる情熱も持たない自分を卑下してみたり。
 彼女のぐるぐるに、私は付き合えない。同化できない。リンクできない。私は酔っ払って忘れて、諦めてもう開き直ってしまったので。
 それは歳の所為なのか経験の所為なのか、性格の違いか性質の違いか、世代の違いか。少し羨ましくもあるよ。懐かしくもある。
 でもき彼女のぐるぐるに私はもう、シンクロする術を持たないんだ。
 だけれど、彼女のぐるぐるが少しでも軽減できればと、無力な言葉を吐き続けるよ。聞くことが彼女の慰めになるのなら、いくらでも聞くよ。
 だって決めるのはいつもきみ自身だもの。
 結論を出すのも決着つけるのも、いつもテメエなんだ。
 私もそうだった。きみもそうだ。
 テメエでケリをつけろ。
 書け。書くのだ。きみは書くしかない。
2005年04月03日(日)

メイテイノテイ / チドリアシ

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