或いはビールスの如き |
勝手に薬を飲むことをやめてはいけないと再三言われてきたけれど、先日つい失念してしまい、その所為かはわからないのですが、この数日はひどく陰鬱な気持ちで苦しみました。 理由というかトリガーになったものがあればわかりやすいのだろうけれど、いつもない。なにもない。つまらん。 抗鬱剤や睡眠薬を飲むと、アルコホルほどではないけれども、体が浮くような酩酊感、というか浮遊感、否、寧ろ身体のアチコチの部位でそれぞれに重力の影響を受けたり受けなかったりという感じ、といえばお分かりいただけるでしょうか、ともかくそれが暫く心身に纏わり、鍵盤を打つのも億劫になります。そしてなによりも判断力が損なわれるようです。否、そんなものが本来おいらに備わっていたかもナゾですが。 アルコホルによって前後不覚に酩酊している間、メッセでわけのわからぬクダを巻いたりメールを送ったりするのですが(毎度毎度スミマセヌ…)、そのほとんどを覚えておらず、後でひどく驚き後悔することシバシバ。薬を飲んでいるときはアルコホルによる酩酊時よりはまだマシといえるけれども、その不安定な酩酊感がときどき不安になります。それでももし、この数日の苦しみが薬を飲まなかったことによるものなら気が楽なのです。薬を飲めばいいだけの話だから。 さて、なじょして浮上したかといえば、実は沈下も浮上もしておらず、相も変わらずすべての事象はワタシの身体を上滑りするばかり。そんなワタシが書くことばも上滑りしたものばかり。もう少し、こう…なんて云うのでしょうか。血反吐の如き文章を書きたいものです。つまらん。血反吐の如き文章が好きなのです。或いは刃の如き。或いはビールスの如き。他人のくだらん日常など知りたくない。だから自分もそうありたいと思うのですが、やはり上滑りすることばしか連ねることができないというのは、アレです。どうにもワタシはやはり見栄っ張りなのかも知れません、というか本来が血反吐すらない底の浅い人間なのです。 いま「にんげん」と打とうとしたら間違って「いんげん」と打ってしまいました。アハ、アハハ。
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2005年02月22日(火)
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