空色の明日
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2019年10月17日(木) 後悔のないように

先週の三連休は白浜旅行が流れて
日曜にはこちらは晴れていたので
何か無性に日本モンキーセンターに行きたくてウズウズしていた。
でも新幹線が徐行運転だとか言うし
まぁ、次の週でも土日で行って火曜は休みだしいいかと
思っていながらもずっと「行けばよかった」と
ちょっと何か後悔がじくじくしていた。

そうしたら昨日、お気に入りだったおばあちゃん猿が亡くなったと知った。
前回もそうだ。
「この子かわいいなぁ」とTwitterで見ていたおばあちゃん猿がいて
急に「今行かなきゃ!」と思い立って前日にホテルを予約して
いきなり行ったんだったが、そのすぐあとに
そのお気に入りのおばあちゃん猿が亡くなったのだ。

「あぁ、早くおいでよ」って言われたなぁと思っていた。
今回もたぶんそうだ。
今回亡くなったアジルという猿は前回行ったときに
とてもすてきだなと思って好きになった猿だった。
アジルテナガザルというのだけど
別の種類のシロテテナガザルという猿で
仲間とうまく暮らせなくて独りぼっちだった子と
種が違うけどとても気が合って一緒に暮らしていたのだ。
まるで夫婦のように違う種類のお猿が2頭で暮らしていた。
アジルは相手の気弱なオスのシロテテナガザルのことを
とてもいたわるように優しく暮らしていた。
その姿がとても素敵で大好きになった。

あと数日で会えると思っていたのに。
そうだ、やっぱり「やりたい」と思ったことは
やらないと後悔することがあるんだ。
もうそういう年齢だなと思った。
そしてそういう予感のようなものが私にはあって
いいことも悪いこともなんとなく強く感じるときは
大抵それが当たるのだ。

今回はそれを痛感させられた。
今週はアジルちゃんに手を合わせに行こうと思う。



さて先週の「いだてん」を今日ようやく見た。
たぶんすごい神回なのだろうと
時間をしっかりとってじっくりと見たかった。
そしてやっぱり神回だった、大根さん演出。
大根さんだなぁ、大根さんのすばらしさだなぁという回だった。

最初に出てきた奉天のシーンは見覚えがある。
私の母はそこで生まれた。
だからいろんな資料とか写真とかで奉天は見たことがある。
城壁が張り巡らされてその内側が日本人街だったと
祖母が話していた通りだった。
あれがロケだったのかセットなのか気になるが。
あとでちゃんと確認しよう。
ちなみに奉天という地名はいまの瀋陽に当たる場所だ。

あんなところからよく1歳児を連れて帰ってきたなと
何度考えても祖母の偉大さを感じずにはいられない。


安藤みかげ