空色の明日
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2018年10月21日(日) お茶と音痴

映画「日日是好日」を観ました。

春頃に予告を見ていて
「あぁ、この映画好きそうだなぁ。
でも大きな映画館で長くはやらないだろうなぁ。
始まったらすぐ見に行かなくちゃだな。」
と思っていたのに、まさかこんな形で
いろんな映画館で上映するようになるとは。

おかげさまでゆったりといつもの映画館で。


静かな静かな今の自分が好きなスピードの
優しい映画でした。
季節とか植物とか気候とか
そういうものを感じる楽しみを
じっくりと愛すること。
感覚的なところでとても共感できました。

きっとそれを感じられる年齢なんだろうなぁ。
今見れてよかったなぁ。

というようなことも入ってたので。



っていうことを書きながら
昨日の「ボクらの時代」を見てると
今から書こうとしてたことを
いきなり高橋一生君が言ったからびっくりした。
それは「音痴な人が好き」って話。
それも言葉そのまま同じで。
わー、こわっ!

ちなみに私の旦那さんは音痴。
っていうか出鱈目に歌を歌う。
感覚的に歌う。
私はずっと音感を無駄に感じながら
必要のないエネルギーを使って
頭を痛くしながら暮らしてる。ほんとに無駄に。
そんな私から見ると
あんなに出鱈目に歌うことがとても素敵。
歌なんて感覚で気持ちよく歌うのが正しいと思う。
上手く歌わなくていい。
それが楽しい歌の歌い方。
もはやそれを無意識にできることが私の憧れ。

そんなふうにいろんな目論見なんてなく
さら〜っと生きてる感じがすごくいいな。
それを隣で見ているととても心が楽になる。
「あぁ、私何にこんな無駄に力入れてたんだろ」と思う。
だけど本人は全然そんなこと意識してないんだろうけど。

だから「音痴な人が好き」。
ということを書こうとしてたんだよ。
一生くん怖いよ。

っで、話は戻って
母が「日日是好日」を先に観ていて
「たぶんあれ見たらお茶習いたくなるよ。」
と電話で話してたのだけど
やっぱり習いたくなった。
けどお茶を習う前に他に習いたいこといっぱいあるしな。
それに組織に所属しなきゃならないみたいな感じが
面倒くさいんだなぁ。
たぶん習わないな、これは。
よほどに「これは」と思う先生に奇跡的に出会わないと。


安藤みかげ