空色の明日
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2018年09月08日(土) 災害と復旧

台風が去り、地震があり、そして昨夜から今朝にかけ
私の住む町はまた豪雨で避難勧告。
すっかり大雨の通り道になってしまってるこの頃。

気持ちが休まる暇がない。
こんなだったっけ?
いや、やっぱりこんなの最近になってからだよね。
温暖化を実感させられる。

実家の母も災害疲れしてる。
もう北海道の震災関連のテレビを見るのがしんどいという。

昨日、ある関西のアナウンサーがTwitterで
北海道で地震があって関西の人は
あれから比べれば自分たちの台風の被害で
あれこれ言うのは申し訳ないという人もいる。
そういう気持ちはとても大切だけど
本当に辛かったり大変だったら
ちゃんとつらいっていっていい。
というようなことをつぶやいていた。

関西の被災者の人たち。
見ぬふり出来ない気持ちはわかるが
今は自分のことだけ考えててもいい。それでいい。
このところ地震、豪雨、台風といろいろありすぎた。

実際、北海道の停電がほぼ復旧してきてるのに対し
関西では今日の時点でまだ5万戸停電している。
とくに和歌山の復旧率が低い。

復旧作業の人たちも長期化すればするほど
疲弊してくるだろう。
電力会社の人が「申し訳ございません」って謝ってるの
ほんと必要ないと思う。
これは災害だもん。
外国だったら「現場の最大の努力で日々復旧しています!」
って声高らかにアナウンスするところなのに。
それ、やっていいと思うし。
日本人、謝り過ぎ。


北海道のセイコーマートだってそう。
もともと自治体と災害時の連携協定を結んでたから
ある程度準備とかマニュアルとかあったのだろうけど
私生活を犠牲にしてこれだけ従業員ががんばってるんだから
震災が落ち着いたら今まで以上に愛用してあげて欲しい。

我が家は電気もガスも実は関西電力と大阪ガスから変えていない。
まぁ、二人で共働きの家だったら料金はそう変化ないともいえるけど
結局こういうときに必死で電線を引き直したり
震災の時にガスの復旧に駆けずり回ってくれた人たちを見てるから
そしてこれからもそういうことがあると
駆けずり回るのはそういう人たちだからこそ
私はそこに対してお金を払いたい。
今回の台風でますますそう思った。

原子力発電には全く賛成できないけれど
みんなが関西電力から離れたら
ますます原子力発電所はなくならないんじゃないかとも思ってる。

まぁ、考えはいろいろだからこれはあくまで私の考えだけど。



地震のように予告なく来るものは仕方ないとして
台風のように予想できていて
ましてJRがちゃんと計画運休してくれるようになったから
死傷者数や帰宅難民があんなに少なくて済んだと思う。

「不要不急の場合以外は外出しちゃダメ」が徹底されたから
あれくらいで済んでる。
もし数年前の計画運休のなかった時代だったら
ものすごい被害だったと思う。
もはや、これって災害より人災。
会社が休業を宣言するだけで助かる命がある。

だから台風の中、デリバリーのピザとかオーダーするの
ほんとやめてあげて。
っていうかお店も断ってよし。

今の日本の気象はそういう時代。
時代に合わせていかないと今まで通りではもう立ち行かない。


安藤みかげ