空色の明日
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2018年05月13日(日) 道草

木皿泉劇場道草。
今回もはっとする言葉がいっぱいちりばめられてた。
♪棒が一本あったとさ〜
の歌が私が思ってた感じとちょっと違った。
同じ神戸の人が書いてるのに。

私の母が違う感じに覚えてるのか
市川さんのところで変換されたのか。

どちらにしても懐かしすぎて気持ちが和む。
こういうの得意だよなぁ。木皿さん。
キャストもぴったりだった。
マキタスポーツさんとかひふみんさんとか
お寿司のガリみたいにピリリと効いててこれもいい。
ひふみんを見ながら「わっはっは〜」と笑う妻鹿さんと
ニヤリとわらう和泉さんの姿が目に浮かぶ。


今期はなぜかどんなドラマも心に響かず
唯一「ブラックペアン」だけ観てる。
黒い役の二宮くんはいい。

なんといっても「カーネーション」再放送だ。
「半分、青い」も世代的に面白いけど
見ごたえが全然違う。
今、どんどんオーダーをクリアしていく
一番ワクワクするところなので毎日が楽しい。
1週間お休みなのでしばらくつまらないなぁ。
この前「サワコの朝」にコシノヒロコさんが出てて
子供の頃の写真が出てたけどおばあちゃんがたたずまいそっくり!
庄司照枝さんのおばあちゃんが
あのドラマに一番リアリティを吹き込んでくれてると思う。
今回の再放送から見始めたうちの旦那さん。
「庄司さん、よく店に肉買いに来てくれてたわ」と
懐かしそうに話してました。


週末、知り合いの人がまたがんになった。
そういう年齢なのだろう。
二人に一人ががんになる時代を実感。
自分はがんの中でも優等生の甲状腺がんだったので
今はこんなに後腐れもほとんどなく
薬さえ飲んでればピンピンしてるけど
それでもガンですと言われたときは
漫画みたいに「ガーン」てなった。
あれほんとに「ガーン」ってなる。

そこからいろいろ調べていろいろ考えて
そしてようやく覚悟が決まって初めて
正面から向き合ってこいつとやりあっていこうと思えた。
私の場合はとても進行が遅いがんなので
自分の仕事の都合と先生の予定が折り合う3ヶ月先に
手術を設定してたから、考えたりジタバタする時間があったけど
普通は進行性だからアタフタしてる間に
いろいろと決めなければならないのだろう。
ガーンとなったままの状態で。
恐ろしさと絶望感ばかりの中で治療に入るのは
とってもつらいことだと思う。

そんな人にひとつだけ言えることは
治療できるってことは治る可能性があるからで
もう手遅れだったら治療さえしない。
父はそれだった。
悪いところを懲らしめてやるのが治療。
治療でうまくそいつらを懲らしめて抑え込めたら治る。
治療とはそういうこと。
怖がらずに立ち向かっていけ!!
目の前にあることをとにかく乗り越えて。

知り合いのその人がまた復帰して
「治ったよ〜」と手を叩けるように・・・。


安藤みかげ