空色の明日
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2018年01月28日(日) パンダ見に行く

私の住んでいるところは少し標高が町より高いので
雪が降りやすく積もりやすい。

だから冬の靴は靴底がギザギザで波型とか
ちょっと変形のラジアル底でないと
凍結して滑るので、何足かそういう靴を持っている。
そんなだから私の町の人は比較的積雪に慣れている。
こんな温かい兵庫県中部でも。

東京があんなにパニックになっちゃうのは
「不要不急でなければ外出を控えて」の線引きが
あまりにあいまいだからじゃないかと思う。
不要不急ったって仕事は休みにはならないし
「来なくていい」と言ってもらえなきゃ行くしかない。
「このくらい降るとノーマルタイヤは無理だな」
の線引きもわからないから事故も多発する。

慣れないことが起こるとやっぱり大変だ。

雪国の人からすれば「あのくらいで」と思うことも
わからないから雪の中ハイヒールの靴で出かけちゃう。
「知らない」ことはどうしようもない。
そして「知っている」ということは強い。

だからできるだけいろんな体験をしたらいいと思う。




パンダ映像を毎日見ていて
なんとなく行動パターンが読めるようになってきたこの頃。
昨日、雪がちらつく三宮へ行って
ちょっと時間が余ったな・・となってふと
「あ、パンダ見に行こ」と思いつき
王子動物園へ行きました。
このところ上野は行けないからせめて和歌山へと
思いを巡らせていたのですが
いるじゃないか!こんなに近くに!!!

子供の頃は歩いていける距離に住んでいたので
お出かけと言えば王子動物園だったので
動物園というとああいうレベルだと思っていましたが
パンダとコアラを一緒に観れる動物園は
日本でここだけらしいです。
そういえば、象もライオンもキリンもいる
動物の種類もすごく多いしすごい動物園だったのですね。

さすがに雪の日はガラガラで
パンダ、ほんとに見放題でした。
30分くらいず〜っとみていても5人くらいが
入れ替わり立ち代わり見に来るぐらいで
余裕で観察できます。

上野のライブ映像のおかげで
餌の時間もどうやって食べるのかを知ってるから
定点カメラじゃなく目の前で竹を器用に皮むきして
食べる姿を見ると、以前何も知らずにぼんやり見に来た時と
全然モチベーションが違ってみることができました。

そのあとコアラを見に行ったら去年生まれた赤ちゃんを
お母さんがだっこしていて親子でユーカリをむしゃむしゃ。
シャンシャンと同じくらいにうまれたのに
コアラの赤ちゃんはもうユーカリ食べてる。
シャンシャンはまだ竹を食べられないでおっぱいなのに。
またここでも2人ぐらいの人が見に来るくらいで
30分ほどじっくり餌をたべるところや
糞をするところを観察。

そして大好きなサルのコーナーへ。
チンパンジーはなんと51才。私より年上!
観られてるというより、あきらかに観に来てる人を
喜ばせるためにパフォーマンスしている。
51才にもなると達観している。
子供がくるとガラス越しにそばに寄って行って
手を差し伸べたりする。それも優しく。

これはオランウータンも同じ。
「こんにちは!」と笑うと自分を観に来ているなとわかるのか
おもちゃを見せてくれたり動いてくれたりする。
やはり森の賢者。人の心がわかるのだ。

大好きなシロテテナガザルは親子3人で寄り添っていた。
寒い日だからか閉園が近いからか
もう寝室へ入っていて狭いところからしか見えなかった。

このサルコーナーも結局1時間近く一人で遊んでしまった。
いや、遊んでもらっていたと言うほうが正しいと思う。


そんなこんなでちょっとのつもりが
3コーナーであっという間に閉園時間に。
いやー、有意義だった。
動物園があんなに面白いとは。
寒い日の動物園、行く価値あり。
そんな王子動物園、市営のため大人600円。
なんてありがたいことだ。
今度また寒い休日が合ったら絶対朝から行こう。



安藤みかげ