空色の明日
DiaryINDEXpastwill


2017年12月23日(土) パンダライブ

今週からパンダのライブ動画が配信スタート。

動物園の開園時間はずっとパンダ舎に設置されたカメラから
ライブ映像が配信されている。

このところ仕事の忙しさとささくれ加減がピークに達して
一人で事務所にいることをいいことに
ものすごい悪口や毒を吐きながら働いていたが
2台あるPCのうちの1台をずっとパンダオンラインにして
ちらちらと横目で観察しながらいると
ずっと心が癒されている。
他の人がいるとそっちのPCも使うので一人の時限定。

パンダ舎の方々(パンダと飼育員さん)の生活サイクルや
パンダの生態がわかってものすごく面白い。
私は昆虫と鳥しか飼ったことがないので感情を表す動物を
ずっと観察するということは初めて。
パンダ、ものすごく感情がわかりやすい。
人間とあまり変わらない。

お母さんは食べてるときは仕事のように食べ続ける。
食べ続けてるときは子供がじゃれてきても
「いま忙しいからあっち行っとき!」というかんじ。
その代わり食べ終わったらちゃんと子供と遊ぶ。
本当に遊んでいるとわかるかんじに遊んでる。
お母さんが食べ終わったとわかったら
子パンダは「おかあさ〜ん!」とかけていく。
今までふてくされて一人でのろのろと遊んでたのに
俊足でおかあさんにかけていく。たまらんかわいい。

おっぱいは4つあるのかな?
パンダは大抵1匹か2匹くらいしか生まれないのに
たくさんある。
1匹で4つのおっぱいをローテーションで
3周ぐらいグルグルと回りながら飲んでる。
お母さんも飲みやすいようにちゃんと手や足で支えてやる。

一通り飲んだら排泄を促すようにお母さんが
子パンダのおしりをなめてあげようとするのだけど
これが気持ち悪くて嫌なのか子パンダはお母さんの顔を
キックしまくる。
あんまりにキックして邪魔するのでお母さんも途中から
あの手この手で子供をつかんで動かないようにしたり持ち上げたり
苦労しているのがうかがえる。

お掃除やなんかでちょっと子パンダとお母さんを離すと
途端に落ち着かなくなる。特にお母さん。
っで、再開すると「いた〜、よかった〜」という感じに
駆け寄って抱きしめる。

キャプションつけたくなるくらい、感情がわかりやすい。
だから1日中観ていても飽きない。
といって、見ていられるほど暇でもないので
お正月の2日3日あたりは一日観察してみたい。
きっと本当に1日中観ていて、パンダの行動に
一人でアテレコしてしまうのだろう。
「わ〜い!おかぁさ〜ん!!あそんでよ〜」とかなんとかいいながら。


それにしてもこんな風に家にいながらパンダの生態を
1日観察できるなんてすごい世の中だ。
夏休みだったら夏休みの自由研究にもってこいだったのに。
それでも1日家でPCを眺めて観察日記って
ちょっとジメジメしたかんじもするが。

と、書きつつ別画面のパンダ舎では3時半からのお掃除がおわり
笹とおやつの果物やパンダ団子がおかれました。
セッティングが終わったらお母さんが部屋に戻されます。
お母さんはおやつが隠されていることをしっていて
おやつ探しを始めます。
高いところに隠されているやつもきっちりと探して食べます。
おやつを食べつくしたらようやく腰を下ろして
笹を食べ始めます。お仕事タイムです。

あ、今日の飼育員さんはおやつを笹の中に投げ込んだので
お母さんはおやつに気づいていません。
石の上とか見えるところにあちこち分散して置く飼育員さんもいます。
その時は、まずおやつ探しが先です。
2部屋あったら2部屋ともおやつ探しをまず済ませます。
やっぱりおやつは美味しいのです、きっと。

あ、もはや中継放送のように解説している私。
パンダライブにどっぷりです。


安藤みかげ