空色の明日
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2017年07月29日(土)

昼から野外のフリーライブに中川敬くんとリクオくんが
出るというので、弟と初めて待ち合わせして一緒に行こうと
約束をしていていそいそと準備をして駅に向かった。

あとちょっとで駅という細い階段がある。
それはちょっとした森の中に手作りっぽく作らた
人が二人かわすにはちょっと待たなきゃならないくらい
狭い狭い階段で、そこを通ると近道。
大きな道はちょっと遠回りしないといけない。
その森の階段はやぶの中にあって、虫類はじめとかげとか
時々へびとか狸とか猪とかいろんな生き物の通り道でもある。

ちょうど5段ほど降りたところで前を見ると1匹の蜂が
階段の低い位置を行ったり来たりしている。
どうしよっかなぁ、でももう5段降りちゃったしなぁ
とそのまま勢いで突っ切っちゃえ!とピョンと飛んだら
そのあと靴下とズボンの間の肌が出てるところにチクッと痛み。

くそー、蜂に刺された!!!!

アシナガバチだと思うのだけど、もう頭の中は
アナフィラキシーショックとか、足が腫れ上がるとか
いろんな乏しい知識がぐるぐると回ってパニックに。
ひとまず歩けている間に病院に行かねば!
行ってしまえば何があってもどうにかなる!
と病院検索するも何科にいけばいいんだ?
「蜂 何科」と検索。
とりあえず皮膚科を探してみる。
これがまた、私の町の皮膚科、全部なくなってしってる。
なんだ!こんなに歯医者とか整形外科とかいっぱいあるくせに
なんで皮膚科は衰退の一途をたどってるんだ!
駅にいることだし二駅乗って駅に近い皮膚科に電話する。
あ、保険証持ってない!
野外ライブだし落としたら行けないと財布から抜いてきたんだったぁ!
くそ〜。
パニックにパニックを重ねとにかく病院に。

蜂なんですって言ってたのに1時間半ほど待たされる。
待っている間にちょっと心が落ち着いてくる。
っていうか、そんなに腫れてないし
もはやどこが刺された箇所かもちょっとよくわからない。
え〜、これ来た意味あった?

唯一の救いは、優しいおじいさん先生で
もしかしたら後から腫れるかもしれないから
お薬だしておくので一応3日は飲んで、塗り薬塗ってねと
温かい言葉をかけてくれたこと。

ライブには行けないは、無駄な汗かくは、散々だったよ。
っと思って家に帰る。

夜、弟に電話したら「混んではいなかったけどとにかく暑くて
俺もクラクラきたから来なくて正解だったかもよ」と。
蜂が止めてくれたのか。
昼の2時に野外ってちょっと自信なかったからなぁ。
刺されたところもちょっとは腫れたりしたし。

なんか不思議なストーリーの1日だった。



会社の上司(年下)に
「月曜日、保険証をもってもう一度診察行かないといけないので
ちょっと遅刻します」とメールしたら
「僕なら美人のお姉さんに刺されたい」とメールが返ってきた。
いいやつだ。


安藤みかげ