空色の明日
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2017年06月04日(日) 愚痴

バカリズムの「架空OL日記」を見てしまう。

すごいよね、おじさんが女子の中に溶け込んでる。
普通に溶け込んでる。
通勤服とかホームウェアとかおかしいのに
なぜか溶け込んでる。
不思議。

30分の内、半分以上は会社の愚痴だ。
OLとはそういう愚痴で共通の話題を維持する生き物だ。
OLに限らない。
女子高生だってそうだ。
ママ友だってそうかもしれない。
(経験がないからわからんが)

基本、話題がそういうことしかないから仕方がない。
間を持たせようと努力しているのだ。


私はそれが面倒くさい。
面倒くさいから女性が自分しかいない職場に就職した。

以前は女ばかりの職場が多かった。
それはそれは面倒くさいながらも
「あの人はちょっと変わってる」という立ち位置で
なんとなくその場からちょっと距離をおいていた。
ながらも、やっぱりそれでは交われないので
時々そういう話題でなさそうな時に参加するというやり方で。

思えば学生の時からそういう生き方だ。
小学生の頃はそのちょっと参加するというのができなくて
いじめられたこともあったので、そこで学習し
そのあとはちょっと参加でなんとなく立ち位置を確保するすべを覚えた。


今は気楽である。
気楽であるが孤独である。
だが、孤独は嫌いではない。だからそんなに苦に思わず満足している。


そんな毎日の中で、あの「架空OL日記」である。
あの文句を言うときの喋る音程の上下するサウンド。
もはや愚痴はサウンド。
それが懐かしい。
しかも若い子たちはまだそのサウンドが柔らかく
むしろちょっとかわいい。

実は、毎朝乗る電車の同じ車両に二人の50才前後の
同じ職場の同僚と思しき女の人がいて、この二人がいつも
職場の愚痴を言っている。
朝っぱらからである。
そのサウンドはやはり年齢のせいか、関西弁のせいか
ちょっと耳障りが悪い。

そのサウンドが聞き苦しすぎて車両を変える。
しかし時々間違えて同じドアについ乗ってしまう。
そしてまたそのサウンドを15分聞き続ける。

この二人と「架空OL日記」のサウンドの違い。
なんだろうか。
内容的にはほぼ同じなのに。
やはり若い子はかわいくおばさんは鬱陶しい生き物なのかもと
自分のことを思いながらひやりとするのである。



さぁ、そろそろ夏ドラマ。
次は「ハロー張りネズミ」大根さんドラマ。
ドラマでの大根さんのほうがいいなぁ。楽しみだなぁ。
「わにとかげぎす」もなんか面白いんじゃないかなぁと期待。


安藤みかげ