空色の明日
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2017年03月19日(日) ラ・ラ・ランド

「ラ・ラ・ランド」を見に行った。

思ったよりも早く小さなキャパの劇場に
変更になっていて嫌な予感がしたが
やっぱりだ。
アカデミー賞というのは時々よくわからない。

おそらくあの踊りとか音楽とか
撮影の仕方とかそういうことが
作り手としては大変だな、すごいなという
そういう感じがあるのかもしれないが
私たち素人にはちょっとわからないとこがある。
ミュージカルとして「雨に唄えば」みたいな演出を
現代にもってきて新鮮みたいなところはわかる。
けれどきっと私はもうそういう目でしか見れないので
素直にあの華やかさを「わ〜素敵だな!」と
感動できない中途半端な位置の知識量なのだろう。


たぶんスクリーンのあちら側の仕事の人には
とても共感するところがあるのだろう。
いっぱいチャレンジしても認められないとか
そういうチャレンジをしてきた人にしかわからない
共感できる部分があるだろう。
でもこちら側の、しかも夢を追いかけ終わった
安定してもう自分の人生にすっかり満足している年代の
この私にはもはや共感するところがなく
むしろ夢を追いかけ続ける人の強さが
本当にすごいなと自分にはできないことを
がんばる人に対する尊敬という目で見るくらいだ。


そういう年齢になったということか。
見終わったときに心に思った言葉は
「成し遂げるまでやり続けなければ
成し遂げられない」ということだ。

若い人に見てほしい。素直に感動してほしい。


安藤みかげ