空色の明日
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2017年02月26日(日) 映画の週末

昨日は「ママ、ごはんまだ?」を観に。
関西では十三でしかやってない。
どうせなら神戸で見たかった。
なぜならば、見終わった後に間違いなく
台湾料理が食べたくなるから。

木南ちゃんがものすご〜くよかった。
あんなに個性的な印象深いお顔なのに
なぜか彼女はああいう生活っぽい作品が似合う。
豚足にかぶりつく姿があんなに美しい女優はなかなかいない。

っで、やっぱりだ。
見終わったらもう八角の効いた何かが食べたくて
たまらない気持ちでとりあえず梅田に出た。
行ったことないけどちまきとビーフンが有名な
お店に行ってみた。
っで食べた。
違〜う!!!
こういう「日本人好みにしてみました」なものは
求めてないのよ!今日は!
やっぱりなぁ、梅田行った私が間違いだった。
なんで意を決して元町までいかんかったか。
そしたらいくらでも満足できそうなお店はあったのに。
っていうか、なんで神戸の映画館でやらないか!!
台湾料理のお店とコラボとかなんぼでもできるだろうに。
映画館出た人の口はもう台湾料理向けに
スタンバイできてるっちゅーのに勿体ない!!

中華料理を四川料理、台湾料理、広東料理、上海料理と
仕分けできるのはやっぱり神戸育ちで培われた技だと思う。
普段は広東料理や上海料理がすきだけど
この映画を見た後は醤油味で五香粉の香りが利いた感じを
口が求めるわぁ。


っと消化不良のまま家に帰り
結局自分で作った餃子を冷凍庫から引っ張り出し
(作るときは50個くらいまとめて作って冷凍しとく。)
食べたいだけ食べる。

私の母が死んだらやっぱり冷蔵庫をあけて泣くのだろう、私。
冷凍した餃子とかいかなごの佃煮とか見ながら。



そして今日はミスペレグリン2回目。
原作を読んで消化したので今回はもっとじっくり。
前回はビジュアルを追っかけるだけで脳がいっぱいだったけど
今回はセリフをよくよく咀嚼。
原作もとてもよくできているけれど
原作の中でちょっと消化不良だったところを
ティム・バートンがきちんとカバーしてる。
最初っからシザーハンズに出てきた
エレクトーンおばさんが出てるとことか
全体のバランスがやっぱり初期っぽい。
っで、今回気付いたのは
葬儀屋の子が火の女の子にかける言葉が
なんとなくティム・バートンがヘレナさんに
言いたかったことなんじゃないかなぁと。
どうかこれからもビジネスパートナーとしては
ぴったりなので続けてほしい。

それからティム・バートンが戦争を扱うのも
とても新鮮だから結構センセーショナルなのかなと思う。
予告にも出てくる爆弾のシーン。
やっぱりあそこが一番インパクトがある。
原作がそうなってるのもあるけど
ファンタジーのティム・バートンが
このテーマを扱うことが
なんとなく今の時代にモノ申してる感じに
こちらから勝手に思えてくる。
今の時代にこういうマイノリティに対する
テーマを持ってくるのって移民問題とか
難民問題とか、感じるものがあるなぁって個人的に感じます。
ちょうど日本での公開がトランプ政権になって
すぐってこともタイミング的にそう感じちゃう。
(アメリカではもっと前に公開されてるけど)

ティム・バートンが戦争映画を撮ったら
どうなるのかなぁ。



安藤みかげ