空色の明日
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2017年02月11日(土) ティム・バートンの世界

「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」を観に。

最近お気に入りの尼崎の映画館。
傾斜が強いので前の人の頭が気にならないのと
マニアックなやつは空いている。
と思って油断してたら公開からわずか2週間で
吹き替え版の回数が1日1回に。
慌てて金曜の夜に行ってみる。
わー、広い劇場にお客さん6人。
そりゃ回数減るわ。

ジョニデが出ないとそんなにダメなのか?
そもそも吹き替えのほうが回数多いってことは
子供向けだと思ってるのか?

ティム・バートン監督の作品は
ほぼ全部見ている私の中で
今回の作品は一番ティム・バートンの良さが出てる
一番ティム・バートンらしい作品だと思う。
「ビートルジュース」の時の勢いと
「シザー・ハンズ」の時の優しさをもった
ものすごく記憶に残る映画だったと思う。
しいていえば、主幹となるストーリーに
「シザーハンズ」ほどの分かりやすさとトリックが
やや薄いところが大ヒットには難しいところだけど
ティム・バートンの世界が好きな人にとっては
間違いなく好きな作品の上位に食い込むだろう。
とりあえず原作本だかなんだかで
もう一度ストーリーを追ってからもう一度見たい。

途中で監督がちらっと映ったのが面白かった。
そこで現実にファンタジーが飛び込んでくることの
面白さが強調されてる感じがする。
よく出来た映画だと思う。
できれば若い人に見てほしい。
ティム・バートンがなぜこんなに人気があるのか
その世界観がこれ1本見ればすべてわかると思う。


安藤みかげ