空色の明日
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2016年12月17日(土) 今を暮らす

家から20分ほど車を走らせたところにある
農家さんが週末に自分の畑でできた野菜で
お惣菜や窯焼きピザをバイキングで
食べさせる古民家レストランへ友達と行ってきました。

前から存在は知っていたのですが
うちの旦那さんは
「野菜バイキングなんて毎日食べてる」
とあまり興味を示さず行きそびれていたので
私はこのチャンスにワクワク!

田んぼの中の集落にある古民家を
レストラン向けに程よくきれいにリノベしていて
予約にちょっと苦戦したのもわかるくらい
お客さんが続々と。


確かに野菜は同じ地域なので自分たちが
普段買っているものと変わりないし
味付けも薄味の和食で私にはぴったりの味ですが
肉好きな人には物足りないかもと思ってましたが
小ぶりのピザがなんと8種類!
「3人なら分けながらたぶん全種類いけると思います」
とお店の人の言葉に食いしん坊3人はもちろん胃袋OK!!
順番に全種類出してもらいペロリ。
どれも味付けが和風っぽいのです。
季節じゃないからトマトソースなんかもぜんぜんなくて
味噌とかチーズとかそのものの味を楽しむ全粒粉のピザ。
まさに今の私にぴったり。もちろん野菜は無農薬。



地元なので一応私がナビとして近隣を案内していて
ふと思いました。
こんなにたくさんの人がわざわざこんなところまで
車で来て食べるこのお料理。
そして私の夫が「毎日食べてるから別に外で食べなくても」
という言葉。
あぁ、そうか。
私ってすごく今の自分にとっていい環境に暮らしてるんだなと。

田舎と町のちょうど境目に暮らしているので
どっちのいいところも手に入る。
でもそれは一度どっぷり町暮らししたから言えるわけで
人間は飽きる生き物だからひとつ制覇すると
また別のことを求めていくので町暮らし制覇したからこそ
この都合のいい生活を楽しめるのだと思う。
こうして「食べ方」に目覚めた今には本当にうってつけな場所。

野菜をたっぷり薄味でも素材の味が美味しいものを。


安藤みかげ