空色の明日
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2016年12月11日(日) 海賊

「海賊と呼ばれた男」観てきました。

原作がね、長いでしょ。
収まりきらないよね、やっぱり。
2本にしたほうが良かったんじゃないか?
2本にする自信なかったか?
1本に収めようとしてどのストーリーも
なんとなく切れ切れになってしまってたような。

永遠の0のときは原作を後から読んだので
素直に映画に感動できたけど
今回は先に原作読んじゃってるからそう思うのかな。

サラリーマンが見たらちょっと熱くなれると思う。
日曜9時のTBSドラマみたいな。
営業補佐してる私もちょっと熱くなった。

リズム感がちょっとないんだよねぇ。
永遠の0のときはそこがすごくよかったからねぇ。

私は両親が昔、出光に勤めていて
父はその後、販売店をやってたので
アポロマークの似せたやつが出てきた店舗が
ものすごく懐かしくてそこが個人的に感無量でした。
母は原作を読んでいろいろ思うところを述べてたけど
この映画を父が見たら何て言っただろうなと
それがちょっと知りたい。


ひとつすごく違和感を感じたこと。
油屋が店でたばこ吸わないでしょ。
マッチ使うとかありえないでしょ。
時代背景としてたばこを吸う人口が多い=昔って
演出はありだと思うけど
油屋は事務所とか油のない所ではたばこ吸うけど
油がある場所では絶対吸わないと思うぞ。揮発性だからね。
観ていてもうものすごくひやひやした。セットなのに。

子供の時、店で鉛筆で黒く塗った紙を
虫眼鏡で焼いてて父に引きずり回されるぐらい怒られた。
あんなに怒った父を見たのは後にも先にもあの1回だ。

そうそう、クレジットで英語演出補佐かなんかを
マイケル・アリアス(鉄コン筋クリートの監督だった人)が
やってたのが、山崎監督コネクションだなぁと思った。


そういえばこの前、NHKの対談番組に大根さんが出てたな。
大根さんが出るようになるとはなぁ。
映画監督になればああいう仕事もあるのだな。
ドラマの演出じゃ、そういう扱いじゃないのはなんでだ?
っと思った。
大根さんはドラマの時と映画の時と
そんなに仕事のクオリティは変わってないと思うのだけど。
(いや、いい意味でです。ドラマのクオリティ高かったから)
結局お金払って観るものが尺度になるってことなのか?
なんかちょっと納得いかない。


安藤みかげ