空色の明日
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「海賊と呼ばれた男」観てきました。
原作がね、長いでしょ。 収まりきらないよね、やっぱり。 2本にしたほうが良かったんじゃないか? 2本にする自信なかったか? 1本に収めようとしてどのストーリーも なんとなく切れ切れになってしまってたような。
永遠の0のときは原作を後から読んだので 素直に映画に感動できたけど 今回は先に原作読んじゃってるからそう思うのかな。
サラリーマンが見たらちょっと熱くなれると思う。 日曜9時のTBSドラマみたいな。 営業補佐してる私もちょっと熱くなった。
リズム感がちょっとないんだよねぇ。 永遠の0のときはそこがすごくよかったからねぇ。
私は両親が昔、出光に勤めていて 父はその後、販売店をやってたので アポロマークの似せたやつが出てきた店舗が ものすごく懐かしくてそこが個人的に感無量でした。 母は原作を読んでいろいろ思うところを述べてたけど この映画を父が見たら何て言っただろうなと それがちょっと知りたい。
ひとつすごく違和感を感じたこと。 油屋が店でたばこ吸わないでしょ。 マッチ使うとかありえないでしょ。 時代背景としてたばこを吸う人口が多い=昔って 演出はありだと思うけど 油屋は事務所とか油のない所ではたばこ吸うけど 油がある場所では絶対吸わないと思うぞ。揮発性だからね。 観ていてもうものすごくひやひやした。セットなのに。
子供の時、店で鉛筆で黒く塗った紙を 虫眼鏡で焼いてて父に引きずり回されるぐらい怒られた。 あんなに怒った父を見たのは後にも先にもあの1回だ。
そうそう、クレジットで英語演出補佐かなんかを マイケル・アリアス(鉄コン筋クリートの監督だった人)が やってたのが、山崎監督コネクションだなぁと思った。
そういえばこの前、NHKの対談番組に大根さんが出てたな。 大根さんが出るようになるとはなぁ。 映画監督になればああいう仕事もあるのだな。 ドラマの演出じゃ、そういう扱いじゃないのはなんでだ? っと思った。 大根さんはドラマの時と映画の時と そんなに仕事のクオリティは変わってないと思うのだけど。 (いや、いい意味でです。ドラマのクオリティ高かったから) 結局お金払って観るものが尺度になるってことなのか? なんかちょっと納得いかない。
安藤みかげ
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