空色の明日
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2016年08月22日(月) TOKYO

オリンピック閉会式。

この2週間、いい意味でリオのゆるくて
温かくて、ゆらりゆらりとした感じに浸っていた。
開会式も閉会式も手作り感と体温を感じて
鮮やかな極彩色も元気をもらえる色に思えてた。
マスゲームだってなんとなくちゃんと揃ってない感じが
また人間らしくてなんかほっこりしてた。


椎名林檎は好きだ。
好きだけどなんかあの閉会式は気持ち悪すぎた。

この2週間の人間的な日々に水を差すかのような
あのTOKYO的な(ほとんど行ったことないからわからんけど)
ハイブリッドなのかなんなのか知らんが
あれだけ原発で痛い目に合っていながらの
プラグ(LEDでしょうがね)感はんぱない感じ。
反省の色まったくなしって感じ。
pepperにオブリガードっていわれてる気分。
こいつら、全然わかってないやん!って同じ日本人でも感じちゃった。
今までのアンプラグドな感じからいっぺんに逆転換。


椎名林檎は大好きだ。
だけどオリンピックにはどうだろう。
私はオリンピックに椎名林檎の魅力は求めてないけどな。
もっと別のところでどっぷりと浸っていたいと思うけどな。

誰だ、使うって言いだしたの。
蜷川実花さんあたりか。

あれは日本じゃなく東京じゃなくTOKYOだ。
リオとの対比としてはうまくいったのかもしれないが
どう見てもなんかむなしい。空々しい。
そう思うのは私が歳を取ったからか。
それとも関西人だからか。

長野の時の林業県らしいWOODYな感じのほうが
ずっとオリンピックというイベント自体の温度に
近かったように思う。

マリオもドラちゃんもいいとしよう。
こうなりゃ、安倍首相だってもう失笑しながらも温度を感じるよ。

確かにあのショーだけを切り取って別に見たら
美しかったしかっこよかった。
でもリオにはあまりに似合わな過ぎた。
それがかっこ悪く見えてしまうのは私だけだろうか。
愚かなプラグタウン TOKYO

あの、エコ聖火のモニュメントのほうが私は好きだな。


安藤みかげ