紫
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母の携帯代は、私が払っています。
といっても、たいした額ではありません。
ポイントも貯まるので、かえってお得感があります。
そして、母の安否の所在も、わかります。
母が、1日に何歩、歩いたか。
翌朝に、私の携帯メールに届くようになっています。
だいたい3000歩。
よく歩いて5000歩。
それで、いいじゃないですか。
私としたら、何歩歩いたか、というより、母がきょう、一歩でも携帯をもって移動したんだな、ということのほうが大事です。
だって、それは、生きている証だから。
でも、ときどき、母は携帯を忘れて歩くときがあります。
そういうときは、0歩。
かなり心配です。
きょう、母は0歩でした。
家に帰って、さりげなく、でも必要にかられて母の寝所をのぞきました。
………。……。
あっ! うごいた!
生きている母に安心しながら、私は、もう、おやすみ。
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