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2004年10月06日(水) 平凡

「ガラスの仮面」という少女漫画があります。
美内すずえさん作で、「はなとゆめ」という漫画雑誌に連載されていました。

私が幼稚園くらいから高校1年生くらいまで、ずっとずっと、単行本を集めていました。
たぶん32巻くらいまでは持っていたように思います。
1巻はたしか320円。だんだんと値上がりして、だいたい360円に落ち着いていました。
今は、1冊410円もするようです。

ひとりの平凡な少女が、すばらしい役者に成長していく物語。
いまだ、完結していません。

ただ、この物語に影響されて少女時代を過ごした人は、かなりの数だったと思います。

かくいう私もそのうちのひとり。
小学校のときから、クラスの芝居で何かしらの役を演じ、中学校に入ると、俳優養成所に通いました。

ただ、私には、「ガラスの仮面」の主人公・北島マヤのような隠れた才能と役者魂は皆無に等しく、ときどき、養成所の窓の外を歩く時代劇役者さんを見つけては、満足していました。

「なんのとりえもない平凡な私が……」

これは、北島マヤの口癖のようなセリフです。
北島マヤは、その才能を認められて、非凡になっていったけれど、私は「平凡」なまま、おとなになりました。

いや、なんでも「平凡」がいちばん、と今は、つくづく思っています。


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