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2003年04月02日(水) 菜種梅雨と桜の木

4月2日
菜種梅雨(なたねづゆ)というのでしょうか。
今日は、ずっと雨でした。
菜の花が咲きそろう今ごろの季節に降る雨は、せっかくの春の気分がほんの少し後ろ向きになります。
けっして雨がキライなわけではありません。
学生時代までは、傘をさすのがキライで、ある程度の雨なら傘をささずに歩いていました。
今もずぶ濡れになって歩くのは、苦ではないけれど、風邪をひきたくないのであまりしません。

子どものころ、空を見上げて雨や雪が落ちてくる瞬間を見るのが大好きでした。
自分に向かって降ってくる雨を見ていると、体が宙に浮いて、ふわふわ、ふわふわ、と空に向かって進んでいるような気持ちになりました。

今日は、大きな大きな桜の木を眺めながら、久々に空から落ちてくる雨の粒を見つめました。
薄墨色の花をつける大きな大きな桜の木は、ホントはもうとっくの昔に枯れてしまっているはずの木。
人工の手術を受けて、どんどん寿命を伸ばしています。
桜の木の寿命が、平均で何年かはわからないけれど、なんとなくこの薄墨色の花をつける桜は、菜種梅雨という季節をもう感じていないような気がしました。

そんな私も、久々に見つめた雨の粒は、私を空までは連れていってくれませんでした。


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